音楽家として大学院に通っていると、いろんなことを考えます。
例えば「自分にしかできない表現」って、音楽家ならば誰しもが考える事ですが、
本当に世界を全部観たのか?という問いを、大学院にいると普通に考えます。
先行研究という考えがあり、その先行研究を一歩推し進めたということが
本当の意味の研究なのだということを考えた時に、それってオリジナル曲と
同じことだよなって気がついたりしました。
また、これまで様々な音楽活動をしてくる中で自分は何者なんだろう?ということも
改めて考えたりしました。コロナになってからこの半年、ずっと考えてきました。
その結論が本日、出ました。
東京工科大学大学院 バイオ・情報メディア研究科 コンピュータサイエンス専攻
博士後期課程の受験をしまして本日合格いたしました。
今年度デジタルハリウッド大学院で修士号を取得し必ず卒業して、
来年からは、「ギター奏法教育のためのピッキングとフィンガリング奏法に関する
身体動作の解析並びに遠隔教育への導入」を研究してまいります。
エレキギターの奏法を、健全性を含めた身体運動技巧、音楽性の両面から科学して
合理的教育法を研究していきます。
一体何をするのか?というと、多くのミュージシャンや音楽講師が「感覚的な領域」と
とらえているパラメータを博士課程の研究で具体的に見つけ出し論文としてまとめ、
未来の音楽教育やアーティスト育成に役立てていきたいと考えております。
ライブや演奏をするのが苦しいこのコロナ禍の時代にエレキギター演奏の分野で博士号を取り、
演奏の未来を創り出すことに意味があると考えました。
偉大なギタリストでありながら、博士号をとったブライアン・メイさんを
これからは目標にしていきたいと思います。
ギターで初めて弾いた曲はQueenの「Keep yourself alive」でした。
46歳という年齢で、学生をやり直せるというということはとても幸せなことです。
「あの時こうしてたら・・・」ということが沢山ありますけども、今、それを
これから実行していけるのだと考えるとありがたいことです。
自分は何者なのか・・・?
ジョン・コルトレーンの「Giant Steps」
をお楽しみください!これが、加茂フミヨシです!
今後ともよろしくお願いいたします!
<アプリのモニターも募集しています!是非お使いください。>
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2020/09/07 オンラインイベント
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