村上福之ブロマガ「ソーシャルとスマホと俺様」

スマホがあんまり普及すると、モバゲーとグリーは大変かも。

2012/08/23 07:00 投稿

  • タグ:
  • 登録タグはありません
  • タグ:
  • 登録タグはありません

スマホがあんまり普及すると、モバゲーとグリーは大変かもです。SAPのみんなは知っている話なんですけど、日経にも書かれたので、適当に書きます。

理由は、スマホのネイティブゲームの課金は、30%がAppleやGoogleさんが上納金を持っていくからです。現在、独自課金はマーケットから即刻追放されることになってます。その上さらに、結構な上納金をモバゲー・グリーさんが持っていくので、SAPは、ほぼ損します。つまり、作る意味が無いのです。SAPに残された道は、以下の二つです。

(A)グリモバ無しで、AppStoreやGoogle Playにアプリ配信。
(B)このままHTMLベースのゲームを作り続ける。

どっちがいいのかと言われたら、どっちもどっちです。


パズドラがパンドラの箱を開けてしまった:

「ソーシャルゲームって、集客が大変だねー、モバグリの集客力に頼るしかないよねーっ」て思っていたら、ガンホーさんが、パズルアンドドラゴンという大ヒットソーシャルRPGをiPhoneで出しました。ゲーム内容は、まったくソーシャルじゃないけど、世間ではソーシャルゲームと呼んでいます。さらに、モバグリの上に乗ってないのに、結構な売上があるので、みんな、びっくりしました。みんな、「あれ?スマホはモバグリに頼らなくても、集客が立つんじゃない?」ということに気がついてしまいました。さらに、エンジニアにとっても、スマホのゲーム開発は、Webゲームより自由度が高いです。ただし、人材は少ないですし、ノウハウも少ないですし、androidとiPhoneのマルチプラットフォームを考えると課題も多かったりです。どっとはらえ。


HTMLゲームを作り続ける会社も多いと思う:

前述のように、ネイティブのゲームは開発費がかかりますし、人材が不足しています。Unityなどで作れば、マルチの開発は可能ですが、ノウハウも人材もたりません。フルスクラッチでネイティブで作ると人も時間もかかります。androidの地獄の機種対応があります。楽さでいれば、従来のHTMLなWebベースのゲームです。開発効率もいいです。さらに、ガラケーユーザーを含めたボリュームもあります。さらに、Webベースのゲームは、AppleやGoogleへの上納金がありません。メリットいっぱいです。
ただ、Webベースのゲームは差別化が難しい上に、エンジニアのメンタルが病んでくるので、困ったものです。
え?HTML5のおかげで、ネイティブと変わらない、ハイクオリティなゲームが作れるって?むがー!android全機種対応で作ってから言えよ。俺はそんな夢をenchantjsとPhoneGapで見たけど(以下略)

しかしですね、スマホ買った人の多くは、Webゲーより、ネイティブゲームの方がずっと魅力的だと思いますし、どうなんだろうと思ってます。


コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

村上福之の「ソーシャルとスマホと俺様」

村上福之の「ソーシャルとスマホと俺様」

このチャンネルの詳細