今年は暖冬傾向のようだ。
雨も多く地面はぐちゃぐちゃ。ぐちゃぐちゃが朝の氷点下で固まって、馬は歩きづらそう。そりゃあ足ツボマッサージの上を歩くのは嫌だよなぁ。

雪がない状態で地面が固いと、蹄のケアがとても重要で冬の乾燥もあってパサパサの蹄が段々とでこぼこになってくる。個体差があって、どんなにデコボコで固い地面を走ってもケロッとしている蹄もあれば、そんなに動いてないでしょと思う馬でも偶蹄類のような蹄で帰ってくることもある。そういった仔にはワセリンを蹄に塗ってあげてケアをするけど、気休めにしかならない。なんとか暖かくなるまで持たせたいなぁ。

因みに蹄は父親よりも母親の遺伝力が強い。血統どうこうも勿論あるけど、どうも仔馬がお腹にいる時の栄養状態が大きく影響しているように思う。毎年、蹄が弱い?軟い?産駒を出す母馬に蹄の良いサプリを胎児がいる時からあげ続けた事があった。そして、産まれた子は、今までで一番蹄が弱く、全然伸びてこなくて苦労した思い出がある。

難しい、難しい。でも、その子は中央でしっかり勝ち上がってくれましたよ。蹄鉄を履いてしまえばそこまで影響はないと思っている。これからも、脚元で悩む馬に色々試していきたい。

おわり