紀尾井 次郎のブログ

安倍政権 参議院選後に「憲法改正」発議‼ テレビはベッキー、甘利、清原ばかり。 おおさか維新と「密約」は? 今回は、かなりヤバイ。

2016/02/07 14:48 投稿

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安倍内閣の支持率が高い。甘利経済再生相が“電撃辞任”しても、「潔い」と映ったのか、支持率は53.7%と昨年12月よりも4.3%もアップした(2月1日 共同通信社・全国電話世論調査)。

だからだろうか? 心なしか、安倍総理の顔色もいい。そりゃそうだろう、「マイナス金利」などという掟破りの黒田バズーカも発射させた。過去の歴代政権でも、これほど日銀総裁とタッグを組んだ事例はない。

いや安倍総理は日銀総裁だけでなく、内閣法制局長官も、NHK会長も、「かしら~右」「政権が右と言えば右」のイエスマンしか任命しない。

とにかく批判されるのが嫌いなのだ。だから野党から「独裁政権」と言われる。

そして憲法改正まで、俄然、前のめりになった。


安保法制の強行採決の時もそうだった。

委員長席を自民党議員の「人間かまくら」でガードし、何を言っているのか解らないまま、強行採決した。あげく、安倍総理は、「野党3党が賛成したのだから、強行採決ではない」と胸を張った。

野党3党と言っても自民党の友達のミニ政党ばかり。この3党の「友達作戦」をまとめた中心人物は、成立した論功行賞なのか無所属ながら自民党会派に、“入会”した。こういうのは、花相撲でも見られない。

強行採決直前、辻元清美議員(民主)は、総理!総理!と迫った。

「私は今、憲法の存立危機事態だと思っているんです。(総理は)国民の声を聞かない。国民主権の存立危機事態だと思っているんですよ。そして、民主主義の存立危機事態だと思っているんです。何よりも、戦後、平和主義を貫いてきた日本のありようを根底から覆す、日本の平和主義の存立危機事態だと思っているんです…」

「憲法99条で、私たち立法府は憲法を尊重し、擁護するという義務がございます…。歴史に恥じないように、採決は、今日は止める…」

この切実な声は無視され、強行採決された。

おおさか維新は、かなり、ヤバイ

「与党でもなく、野党でもない」代表質問で、馬場伸幸議員(おおさか維新)は、そう切り出した。じゃ友党か? 湯党か? 熱湯になったり、ぬるま湯にもなると、宣言したに等しい。

橋下徹・創設者が結成当初、「党首は安倍さんにお願いしたい」と密談したと言われる。さすがに実現しなかったが、その後も、しばしば密談している。

ヤンチャな性格が合うのか?橋下の天才的嗅覚なのか?これは凄いもんだ。

馬場議員は代表質問で、こう述べた。

「安倍総理!次の参議院選挙で3分の2を確保…」

おおさか維新の会は……憲法改正を提案する。総理は夏の参院選で改憲に必要な勢力である3分の2の議席を確保するために、憲法改正を争点とすることを明確に国民に提示するつもりがありますか?」

おそらく、与党パートナーの公明党も、ビックリポンだったのではないか?

本会議場で、ここまでストレートに明言されるとは……。絶句である。

安倍総理も嬉しかったようだ。総理は人が良いから、喜怒哀楽が顔に出る。

「自民党は立党以来、党是として、ずっと憲法改正を主張してきた。今後ともこれまで同様、公約に掲げてしっかりと訴える」         

密約の中身はこれだ。これは、かなりヤバイ!

「おおさか維新の会は、地方自治体が国家の意思決定に関与できる新しい仕組みを創設するための憲法改正を提案する」との条件を付けた。

さらに「いま一度、大阪万博を誘致したい」と、実に解りやすい条件提示だ。               

沖縄の宜野湾市長選を見れば解る。争点を隠し、「ディズニーランドを誘致したい」。こういう甘い砂糖菓子に庶民は弱い。奇しくも『あさが来た』(NHK)は大阪が舞台。「大阪万博の誘致!」。これは庶民受けする。だから、ヤバイ。

「憲法改正」の準備は、すでに着々と進んでいる。

今年の正月、初詣に出かけた方は、気づいた方もいるのではないか。神社でなんと「憲法改正の署名運動」をしているのだ。これもかなりヤバイ。

「しんぶん赤旗」と「東京新聞」が書いているが、他の新聞・テレビでは見た記憶はない。全国約8万社の神社を包括する宗教法人・神社本庁だから、その組織力は凄い。

神社本庁は、いわば「安倍応援団」の中核だ

戦前、神社が担った国家神道は敗戦により解体された。しかし、ここに来て

復活を期す空気が強まっている>(東京新聞、1月23日)


改正しやすい条項から、発議する。これも、ヤバイ!

当初、自民党の改憲勢力は、まず「緊急事態条項」で発議しようと考えた。

戦争や大災害の際に内閣総理大臣の権限を強めるもの。北朝鮮のミサイル脅威も好機だ。安倍総理は、一番近い稲田朋美議員(自民)に質問させ、9条2項にも言及した。

7割の憲法学者が自衛隊に憲法違反の疑いを持っている状況をなくすべきだとの考え方もある」と踏み込んだ。発議を議員の3分の2から2分の1に変更も諦めていない。都合のいい数字だけを使う。驚くべき、立憲主義の無視。

これが狙いなのだ。緊急事態条項を旗頭に、一気に憲法改正してしまおうとの考えだろう。これは、極めてヤバイ。

「内閣支持率が上がったので調子づいているのだろう」

石関貴史議員(維新の党)の発言が、実に、的を射ている。(紀尾井 次郎)


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