紀尾井 次郎のブログ

「パート主婦25万円」安倍総理 現実離れのトンデモ発言! 子ども貧困率も無視! なんか変だ! この国の格差拡大

2016/01/31 18:09 投稿

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「一強」と言われる安倍内閣、盤石の「3A」(安倍・麻生・甘利)の1人、

甘利明・経済再生相が、またしても「政治とカネ」で電撃辞任した。第1次

安倍内閣から数えると8人目。永田町は荒れ模様となり、俄然、緊迫してきた。

安倍総理の「施政方針演説」は、お得意の民主党攻撃一色だった。

①企業収益は過去最高

②中小企業の倒産は、政権交代前と比べて2割減

③雇用は110万人以上増え、正社員も増加に転じた

④正社員の有効求人倍率は政権交代前より5割上昇

⑤昨年は17年ぶりの高い賃上げも実現

実に結構だが、野党からは「都合の良い数字ばかり並べる」と指摘された。

確かに都合の悪い非正規労働者の数などには、触れない。

2012年1,813万人→15年2,010万人(11月速報値)と200万人近く増えて

いる。正社員も40万人減の数値もある。安倍総理の数値は、なんか変だ。

「日本は貧困大国になった」

予算委員会で小池晃議員(共産)が迫った。「日本の相対的貧困率では6人に1人が貧困、特に母子家庭など1人親家庭の貧困率はOECD(経済協力開発機構)加盟34ヵ国で最悪」と質したが、安倍総理は総務省の数字を示し「日本は世界の標準で見てかなり裕福な国」と答弁した。この認識も、なんか変だ。

「パート月収25万円」と発言した時もそうだ。山尾志桜里議員(民主)はパート主婦の質問をしていた。安倍総理は、安倍家の例えを出し「私が50万円、妻が25万円だったら75万円に増えるが、2で割って平均は下がる」と答弁した。亭主の給料50万円も高いが、パート妻が25万円稼ぐ家庭などいない。

「総理がパートや主婦の現実を知らないことの明らかな証左です。…主婦パートの約75%は年収103万円以内、約9割は年収130万円以内で働いています。配偶者控除など働く主婦の常識を総理が持っていたならば、年収にして300万という例えは出てこない」と山尾議員はツイートした。

総理は「私は一言もパートの月収とは言っていない。些細な問題だ」と、声を荒げたが、文脈から言って失言だった。フランスのル・モンド紙も「その妻はパートで働いていて月収25万円」と報道している。おまけに「日本の安倍晋三首相は、国民の収入についての話が苦手である」とも、皮肉られた。

総理の積極的答弁も例え話が下手

安保法の時もそうだった。安倍総理は積極的に答弁するが、総理も補佐官たちも金持ち坊ちゃま議員だから、庶民の暮らしなど解らない。かつて麻生総理(当時)も、カップ麺の値段が解らなかった。そのくらい、庶民たちの暮らしとは、大きく乖離しているのだ。なんか変だ。

衆議院代表質問の答弁を見ても、安倍総理の「賃上げ」などの数字は上場企業、それも東証1部上場のトップ企業の正社員の賃金ではないかと思われる。

中小企業や、零細企業は「アベノミクスの果実」などの実感はない。ましてや、
「景気が良くなったからパートも増えた」は暴論。パート主婦は平均月額8万6,000円の収入程度でしかないのが現実。それでも働かないと家計は苦しい

キレイな言葉の連呼! なんか変だ

安倍総理は年頭会見でも、「挑戦」を24回も連呼した。「自分の弱気を隠すために連呼する」という心理学者の分析もあるが、自らの言葉に酔い、高揚している。クスリの副作用だろうか? 

「1億総活躍、介護離職ゼロ、希望出生率1.8、アベノミクスの果実、地球儀を俯瞰する外交、希望の同盟、積極的平和主義、世界の中心で輝く日本…」。

全て装飾された言葉のマジックでしかない。例えば「出生率1.8」にしても希望でしかない。達成など所詮無理なのだ。なんか変だ。

同一労働、同一賃金の謎?

これは、もともと労働組合が好んで使った用語。ただし「同一年齢」と言わないところが安倍政権のマジック。だから非正規労働者の待遇改善など、時給を少々アップすればいい、そう思っているに違いない。なんか変だ。

「アホノミクス」と言った浜 矩子(同志社大教授)は、「総理は、よほど批判されることがお嫌いらしい。それが強く印象づけられた。誰も批判されていい気持ちはしない。だが、国会というのは、そんな私情を前面に出す場所ではない。政府与党の代表者として国会論戦に臨む者は、批判に耐えることが仕事だ」

と書き、「内閣総理大臣の役割は不向きだ」と断定した。(東京新聞1月24日)

まさに、その通り。

竹中は「トリクルダウンはない」と発言

もっとも、夫は非正規労働者、妻はパートの若夫婦では、アベノミクスの果実にありつき、子供をつくり「出生率1.8」に貢献する希望などない。

大企業→中小企業従業員に「果実」は落ちるという「トリクルダウン」。安倍政権はそう言ってきた。その理論の推進者・竹中平蔵(元経済財政担当相・パソナ会長)は、テレビの討論番組で「トリクルダウンはない」と発言、関係者を驚かせた。びっくりポンである。まだまだ、「あさが来ない」。 (紀尾井 次郎)


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