紀尾井 次郎のブログ

民進党代表選が始まった。「土下座」よりも、旧体制のリセット、若返りが先だろう。「ガラスの天井」を打ち破ったら、自爆してしまう…。

2016/09/06 15:53 投稿

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民進党になって、初の代表選が始まった。予想どおり蓮舫代表代行(48)、前原誠司元外相(54)が立候補した。締め切り2時間前に駆け込んだのが、玉木雄一郎国対副委員長(47)。


20人の推薦人に苦労しただけに、「第3の候補」の登場には驚いた。

だが民放テレビなどの扱いは少ない。相変わらず有名女優の息子俳優の強姦致傷事件や、築地市場移転を延期した「小池劇場」ばかり取り上げる。

自民党の圧力や総務相の電波停止発言以来、政権に批判的なキャスターは交代し、テレビ局は去勢されたようになった。


■テレビ局は安倍政権の顔色ばかり、うかがっている。

やはり、一般庶民は新聞よりもテレビ。いくらテレビ離れが多いと言っても、

世論の形成には、テレビ(地上波)は無視できない。特に民放は庶民レベルで見るから重要だ。

告示直後の日曜夕、人気番組『真相報道バンキシャ!』(日本テレビ)などは、

①台風 ②築地市場 ③星空ビジネス ④さんま高騰 ⑤リオパラで、民進党代表選は完全無視。
さすが読売・日テレグループ。安倍内閣の世論形成に大きく寄与している。


“安倍チャンネル”NHKは、「日曜討論」で「3候補に問う!」を放送。

公共放送として、最低の義務を果たした。

むろん、安倍の気持ち悪い「ウラジーミル」の猫なで声、安倍=プーチン会談も取り上げている。プーチン訪日、北方4島は帰るか?と、政権ヨイショ・ニュースは大きく取り上げる。

それも総理お気に入りの岩田明子記者の登場で、頭がクラクラする。

NHKはどうしてこの女性記者ばかりなのか?千葉高~東大と頭が良いのは解るが、他に、もう少し美形で優秀な記者もいるだろう。公共放送が総理ベッタリではいけない。


民進党に話を戻す。蓮舫もなかなか、魅力的だ。

ネットを見ると、またまた国籍問題を揶揄されている。かつてネットに書かれた誹謗中傷(デマ)を取り上げて、喋った自民党議員もいたが可哀想だ。
だが先の参院選を見る限り、圧倒的人気を誇る。


■しかし、このところ人気のせいか、鼻につく発言も多い。

「目指すのは新世代の民進党です。信頼を取り戻し、わくわくする政治を作ります。私が代表になれば、ガラスの天井を打ち破る」

民進党は、すぐ壊れる“ガラスの城”か?と一瞬思ったが、女性の社会での活躍を阻む見えない障壁を指すらしい。米国ヒラリー・クリントンも使う言葉のようだが、一般庶民には、よく解らない。

「(2人の候補者と)最大の違いは女性だということ」とも言う。

女を売りにするのは、小池百合子だけでいい。

それに、岡田代表を「つまらない男」と言ったのは、生意気と偏差値の低さ、いや語彙の少なさを露呈した。思っていても言ってはいけない。蓮舫は岡田を支える代表代行なんだから…。
これが「わくわくする政治」か?


■「土下座」に「戦犯」の前原誠司にも呆れてしまった。

「民主党政権に多くの人が失望した。信頼を回復するのは並大抵のことではない。土下座する先頭には、戦犯である私こそがふさわしい」

自虐趣味なのだろうか?元外相の矜持もないのか?戦犯はともかく、土下座などと軽々しく言ってはいけない。さすがに「口だけ番長」の片鱗は残る。

「憲法は公布後に自衛隊がつくられたため、自衛隊の位置付けがない。しっかり議論すべきだ」

一瞬、自民党議員の発言かと思ってしまった。やはり保守色は変わっていない。


「9条に3項を加えて、自衛隊を位置付ける議論を党内で提起したい」

NHKでは、さらに踏み込んだ。これはリベラルの発言ではない。

自民党の多くの議員が加盟している改憲勢力「日本会議」国会議員懇談会に、所属しているのだろうか?やはり前原はリベラル政党には似合わない。


■それで、私は「第3の候補」玉木雄一郎に期待する。

47歳、蓮舫よりも若い。国会中継の質問なども見ても解る通り、なかなかのキレ者である。
田舎の香川県立高松高から東大法学部卒。大蔵省入省後、米国ハーバード大学院ケネディスクール卒業。大蔵省から外務省に出向。第1次小泉内閣で、内閣府特命担当大臣秘書専門官。


田舎育ちながら、ドラマに出てくるようなエリート。

「民進党は国民の信頼を集められておらず、根っこから変わらなければいけない。衆院当選3回で出馬は若すぎると何回言われたか。でもそんな私が変革の思いをがむしゃらに訴えないと、国民に覚悟が伝わらない。衆院選で当然、政権交代を目指す」

玉木は直前まで。推薦人20人が集まらなかった。最後に協力したのが、なんと菅直人・元総理だった。

“勘違い”と、さんざん言われ、鳩山由紀夫と並んで、戦犯の1人だが、たまには良いこともやるもんだ。菅は東京新聞(9月3日)で、こう話す。

「一騎打ちでは批判や中傷合戦が起きやすい。国民に党の考えや候補者をよく知ってもらうには3人以上が望ましい。女性、ベテラン、若手の3人で、政権を目指す政策を伝える選挙にしてほしい」


次回は「子ども国債」を提案した「第3の候補」玉木雄一郎を追ってみたい。

=敬称略=                      (紀尾井次郎)


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