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【ライヴレポート】 NoGoD/2014.05.28@渋谷AX

2014/06/12 22:30 投稿

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NoGoD

NoGoD PREMIUM TOUR-2014-【Gate of Seven】
2014.05.28 渋谷AX

【SET LIST】
 1. STAND UP!
 2. 愚蓮
 3. 憎愛アンチテーゼ
 4. 愚かな王
 5. THE POWER
 6. 浮世ROCKS
 7. FRONTIER
 8. IV-他者 Philosophia
 9. 夢の泡
10. 箱庭
11. あの日の空は極彩で
12. アタリマエ
13. 球根
14. Carnival
15. 神風
16. 絶望、バイバイ。
17. 恒星
18. 啓発フラストレス
(ENCORE-1)
19. 櫻
20. 敬虔
21. ノーゴッド
(ENCORE-2)
22. 祝福の唄

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(文=山口哲生/撮影=大塚秀美)


「こんなに幅広いセットリスト──うるさい曲から優しい曲まで、全部ひっくるめて自分達だって言えるバンドは、日本……いや、世界! いや、宇宙!! …………宇宙は違うか。でも、NoGoDがもっと好きになったツアーでした!」

 コンセプト・ミニ・アルバム『四季彩』をリリースして行なった対バンツアーを経て開催された“NoGoD PREMIUM TOUR-2014-【Gate of Seven】”。そのツアー・ファイナルとなったのは、彼らにとって最初で最後、14年間の歴史に幕を降ろす渋谷AX公演だ。「14年間、一番熱いAXは今日だ!」と団長は話していたが、終始すさまじい熱狂に包まれた一夜となった。

 客席が暗転すると、会場全体に轟く豪快なギターサウンド。そこからゆっくり幕が開いていき、メンバーの姿が見えるとフロアから割れんばかりの大歓声が巻き起こる。そして、ステージ中央に設置された階段から団長が登場。華凛もステージ最前線へ飛び出し、オーディエンスを熱く煽る。そこから「STAND UP!」へなだれ込めば、フロアはあっという間に狂乱状態へ。拳が高く突き上げられる中、Kの強烈な高速ロールから「愚蓮」に突入し、序盤戦からとんでもない熱量で畳み掛けていった。そんな中、MCでは「緩~いウェーブ」をオーディエンスと作り出したり、「重大アナウンス」と前置きしつつ、ライヴ当日が団長の妹さんの誕生日であることを発表したりと、客席の笑いを誘う団長。そこから翻って「IV-他者 Philosophia」で、プログレッシヴで重厚な世界観を叩きつけるという、NoGoDだけにしかなし得ないステージが繰り広げられていく。

 中でも印象的だったのは、中盤のアコースティックコーナー。『四季彩』のインタヴューで、アコースティック音源を収録することに「おまけっぽい見え方になるのはイヤだ」と話していたKyrieだったが、その言葉通りヴォリュームを持たせての披露となった。インスト曲「夢の泡」では、KyrieとShinnoがアコースティックギターを優しく奏で終えると、団長が登場。しっかりとした熱を持って「箱庭」を歌い上げれば、そこに華凛とKが加わり「あの日の空は極彩で」へ。軽やかなサウンドをフロアへ届けていた。

 

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