※AFAAとは「AEROBICS and FITNESS ASSOCIATION of AMERICA」の略。

1983年にアメリカ・ロスアンゼルスに設立された、
世界最大のフィットネスインストラクター教育団体。

おおっ！　これはすごい！

では、以下レポートをお楽しみください。
写真、たくさん掲載します！

（文＝袖山綾子／撮影＝森田真理）

　Dacco初の試み、エアロビクスコンサート……略してエアコンの『Let's Dancing♪』。以前のコンサートでYURAサマは、世界73ヶ国で通用するAFAA認定インストラクターの資格を取得したと報告。普段のコンサートでも運動量の多いステージングのDaccoだが、この資格を活かし従来の振り付けよりもさらに体を動かす要素を取り入れて、Daccoの曲を一緒に踊って良い汗をかいて健康な体を作ろうという趣旨のコンサートなのだという。通常のコンサートとは違うだけに、お客様は両手を広げられるスペースを確保でき、運動しやすい格好というドレスコード付きの１日３公演。私は最後の公演を取材するべく来場したが、滅多に味わえないようなコンサートなので実際に体験してみることにした。

　まず、ウォーミングアップとして「スナイパー物語」に合わせ、ステップタッチ（S.T）というステップを取り入れた比較的簡単な動きで体をほぐす。この１曲だけでかなり汗が出て、自分の運動不足生活を改めて思い知らされる。次は「DRAGONIC FLAME」でグレープバインとマンボ＆サイドマンボを学ぶ。足だけでなく手の動きも加わり、集中していなければ混乱してしまいついていくのが大変になっていった。「Fall in LOVE in the summer」では、いつもの曲とほぼ同じ振り付けの中にＶステップ＆Ａステップを盛り込んで難度を上げる。会場の一体感にYURAサマが気持ち良くなってしまい、予定以外の動きをアドリブで入れたらしく、Lidaが曲中で一瞬戸惑うシーンも。「アドレナリン・ボス」ではBOXステップとシングルシングルダブル（SSW）を、「スーパー・ウルトラ・グレート・デリシャス・ワンダフル・ミラクル・TOUGH!」でレッグカールを学ぶ。そこにこれまでのステップを織り交ぜ、曲のテンポも上げた高度な振り付けとなって、脳と体の混乱も多くなっていった。ラストの「サンシャイン」では、今日教わったすべてのステップを復習しながら、激しく運動した体をクールダウンさせ、黒岩先生（YURAサマ）の初レッスンともいえるエアコンは無事終了。エアロビクスタイムは終わったが「普通にコンサートとして楽しんで」と「エキセントリック」を披露。「普通に楽しんで……」とは言ったものの、ファンは先ほどまでと同様に全力でメンバーと同じ振り付けをして楽しんでいて、特殊な内容ではあったが、やはりそういうところはDaccoらしく和みと笑顔の溢れるステージだったなとしみじみ思った。……と同時に、通常のコンサートでどれだけハードな動きをしているのかを体感できて、改めてDaccoのタフさと、音楽やそのファンに対するパッションのすごさに敬服した。