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【ライヴレポート】 摩天楼オペラ/2013.06.08@Zepp Tokyo

2013/06/25 18:30 投稿

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  • 彩雨

摩天楼オペラ

GLORIA TOUR -GRAND FINALE-
2013.06.08 Zepp Tokyo

【SET LIST】
 1. GLORIA
 2. Psychic Paradise
 3. Plastic Lover
 4. 落とし穴の底はこんな世界
 5. Justice
 6. 悪魔の翼
 7. Innovational Symphonia
 8. Dr Solo~Dr B Solo
 9. Merry Drinker
10. CAMEL
11. RUSH!
12. Adult Children
13. SWORD
14. ANOMIE
15. 永遠のブルー
16. Midnight Fanfare
17. 喝采と激情のグロリア
18. GLORIA
(ENCORE-1)
19. もう一人の花嫁
20. 悲哀とメランコリー(LIVE Ver.)
21. 21mg
(ENCORE-2)
22. honey drop
23. alkaloid showcase


苑(Vo)               Anzi(G)      
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彩雨(Key)              燿(B)
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悠(Dr)
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 栄光の凱歌が高らかに響き渡り、喜びに満ちた歓呼の声が聴衆から湧きあがるその光景は、まさに彼ら5人が心底より求め続けてきたものだったと言えるだろう。
 昨年秋に発表されたシングル「GROLIA」と、“GLORIA TOUR -scene Ⅰ-”から端を発した、摩天楼オペラの一大プロジェクト。その主旨とは、メンバーいわく「“合唱”というテーマを掲げながら、オーディエンスの皆と一緒にライヴの空間を創っていくこと」にあったという。
 その精神を貫いた結果、今春に出たコンセプト性の強いアルバム『喝采と激情のグロリア』をもって、摩天楼オペラは画期的かつ唯一無二な世界を構築するに至ったのだ。そして、ライヴの面では6月8日にZepp Tokyoで行われた“GLORIA TOUR -GRAND FINALE-”が、一連の流れを総決算する場となった。
 今だからこその正直な話をすれば、昨年の段階で彼らがZepp Tokyoでのライヴを決定した際、筆者は内心「埋まって欲しいとは思うが、本当に会場は埋まるのだろうか?」と考えていたことがある。だが、そんな懸念は彼らの前に単なる杞憂と終わってしまったようだ。なんと、フタを開けてみればこの日は前回のツアー・ファイナルと比べて実に2倍の動員を記録したというではないか!
 むろん、素晴らしかったのは動員数の飛躍ぶりばかりではない。安定した凛々しいフォームで、バンドの力強い鼓動を生み出す悠。ボキャブラリー多彩なフレージングで、サウンドの奥行きを拡げる燿。時に繊細に、時に荘厳に、白鍵と黒鍵を自在に操る彩雨。確かな技巧と、華麗なステージングで男女を問わず観衆を魅了するAnzi。表情豊かなヴォーカリゼイションだけでなく、ひとまわりもふたまわりもスケールアップした存在感で空間そのものを牽引する苑。

 

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