5月11日の放送、【カルモア釣査団】バスフィッシング!オカッパリで50upを狙う!  で後半に訪れた勝負の瞬間を振り返ります。




高滝湖というバスレイク



高滝湖観光企業組合



fimo釣りチャンネル初のバス釣りとして、関東の陸っぱりでは知らない人はいないだろうというメジャーレイク、高滝湖にて釣り実況を行いました。

なぜ今回、高滝湖なのかというと、理由は2つでした。

先ず、放送的に陸っぱりで移動できる距離が広い事。

そして何よりも、水域を管理する漁協及び自治体がバスを観光目的に遊漁対象魚としている事が最大の理由です。

バス釣りをするに辺り、野池の方が釣れると言われましたが、fimo釣りチャンネルではバスが厳しい環境に置かれている現状、更にはそうなってしまった経緯を鑑みて、今後もそういう条件が揃っているフィールドでのみ、バス釣りを行いたいと思います。


また、放送中、コメントで「リリースは禁止」と誤った情報が流れていましたが、事前に電話で上記URLの観光企業組合様に確認をとった所、問題無いですと回答を得ています。



釣り場としての高滝湖



そして高滝湖の状況ですが、流石はメジャーレイクということで、これは放送中でも伝わったと思うのですが、平日にもかかわらず10数m間隔で人が点在する状況でした。

そしてバスのエサとなる小型生物は豊富で非常に生命感のある状況であり、バスもそれなりの量がいるのだけれど、ルアーを1日何度も見ているバス相手の簡単ではない釣り場と言えます。



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釣り場の構造的には湖畔の遊歩道から斜めにコンクリートの護岸が伸びる形状、ですがルアーを投げ込む先には明確なストラクチャー(障害物)が少ない開けた環境でした。

この為、足元の護岸や、僅かな地形の変化、唯一の大きな構造物である橋脚、ボートを湖へ下ろす為のスロープなどが狙いのようです。



ゲームは半信半疑



この日は南風が強いという予報があった為、風裏となる湖畔北側である下流側から放送を開始しました。

事前に買ってきた攻略本を参考に、沖の中~低層、手前の護岸の切れ目などを中心に狙いながら移動していきました。

ただ、オープンな開けた場所に向かって投げていくバス釣りというのは経験したことが無く、海の釣りの様な感覚で、「これでええんやろか?」と半信半疑であったのは否めません。

これはアシ(水辺の植物)際や、ウィード(水草)、オダ(枯れ木等を束ねた人口的な簡易漁礁)、杭、壁、排水口など、見える障害物に対して、ギリギリの所にルアーを投げていく様な釣りしかやった事が無かった為です。




ワイ やる気になる



そんな釣りを3時間してきた中で、遂に”もっともらしい”ストラクチャーが出てきます。



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農業用水の排水口です。


バス釣りで良いとされる要素である、1,水が流れこむ事、2,護岸に大きな変化がある事、この2つが組み合わさって、いわゆる鉄板のポイントと呼ばれます。

それが故に、この日も朝から多くの人が既にルアーを投げ込んだと思われます。

ですが、やっと自分が昔やっていたバス釣りのイメージに近いゲームが出来るとテンションが上がります。




選択したルアー



ルアーにはライン(糸)で引っ張ることで動き、魚を引きつける物もあります。

ですが、ご覧のように狭いスポットを重点的に攻める場合、線のイメージで攻めると一瞬しかルアーを魚に見せることが出来ない訳です。

ここで、点の釣りである、ワームを使う事を選択しました。


そして、最初はワームの中にオモリをねじ込んだ通称”ネコリグ”を投じますが、直ぐに変えました。

これは思ったよりも浅く、直ぐに地面に着いてしまう為、ゆらゆらとワームが落ちていく時間が短くなると言う事です。

より、ゆっくりと、ゆらゆらと落ちていく時間を長く取るため、オモリを付けずに針の重さだけでゆっくり沈める通称”ワッキー”に変更しました。


使用したワームは O.S.P さんのドライブクローラー3.5インチ です。




不覚でござった




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最初のヒットは排水口の右側に位置取り、引いてきたルアーを手前の壁にそって落とし込んだ時でした。

これについてはコメントでも指摘があったとおり、非常に小刻みな振動が手元に伝わった事もあり、ブルーギルの可能性もあるかと思います。


しかし、3時間経過して初めて起きた魚とのコンタクト。

もう一度あるんじゃないか、正直、この時、もう何でもいいから釣ろうという気がゼロだった訳ではありません。

一旦、場を落ち着かせるために少し時間を置いて、今度は逆側から攻めました。





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先ほどとは逆に、水中へ伸びる排水口の縁(フチ)に一旦乗せたワームをそこから落としていく方法です。



そして、地面についたと思われるワームを軽くアクションさせた瞬間、竿の先が押さえ込まれるような手応えがありました。

正直、重すぎるので根がかり、又はゴミと思い、ゆっくりと持ち上げるように竿を立てました。



しかし、そんな半信半疑なアクションに生じた僅かな間隙を突くように、直後、物凄いパワーが竿を通じて手に、いや腕に伝わりました。



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このままでは手前の縁にこすれて糸が切れる、そう感じた為、立ち上がり右側に移動しようとした矢先、張り詰めていた糸のテンション、そして現場の緊張感がゼロに……。


「何にも言えねぇ」




正直、この瞬間から凄い胃が痛くなりました:(;゙゚'ω゚'):


カルモア釣査団、そして視聴者の皆と感動を共有できた筈のシーンが目に浮かびます。

でも、いつか、そんな場面を皆さんと一緒に迎えることが出来ればと思います。


思えば、少年時代のバス釣りは片道3時間、今の若者はタックル(道具)代でお小遣いがなくなるかもしれませんが、電車賃でお小遣いが無くなってました。

辛いとかシンドイとか、全然、まだまだですよ、こんな程度。


少しでも確率を上げられるように、ブランクを埋めるべく練習していきたいと思います。

皆さんも応援よろしくお願いします。




最後にこのシーンは全て、川村光大郎さんの動画のお陰です。


動画の農業用水排水口が何処にあるのかは解らなかったのですが、見た瞬間にこれだ、と解りました。

そして、貰ったと思いました。


いい時代になったというのも感じますが、自分が釣るだけでなく、話した事すらない赤の他人にバスとのコンタクトをさせる、これぞプロアングラー、凄いと思います。


某動画サイトにある川村光大郎さんのO.S.P公式動画





最後に、放送中に日没時間(国立天文台発表 千葉県18時34分)を5分ほど経過して釣りをしていた事にご指摘を頂きました。


今回、高滝湖の場合については時間について、遊漁券及びホームページにそれら記載が無く、確認出来なかった為、おそらく日没迄だろう、と言う事で放送致しました。

養老川漁業組合遊漁規則


一般的に全国的に内水面における遊漁規則は日の出から日没となっております※

また、僕らの考えとしては太陽が見えなくなった瞬間を日没と考えていましたが、今後はこの辺も留意して放送を行いたいと思います。


※芦ノ湖の場合は日の出の1時間前、日没後1時間となっており、必ずしも全国共通ではありません。


文=コウノス