今シーズンよりMLBマイアミ・マーリンズの打撃コーチに就任している、51歳のバリー・ボンズ打撃コーチが、チーム内で行ったホームラン競争で優勝。しかも球界屈指のスラッガー、ジャンカルロ・スタントンやクリスチャン・イェリッチなどレギュラー組に勝利したとアメリカの同行記者がツイッターなどでリポート、衰えない通算本塁打保持者に「今でもレギュラーでプレー可能では?」との声があがっている。
「バリー・ボンズがホームランコンテストで優勝。メンバーにスタントンも」と驚きのツイートを投稿したのはチームの練習に同行していたラジオ局のホスト、クレイグ・ミッシュ氏。直後に「ビデオを撮らなかった。しくじった」とこの歴史的なシーンの撮影に失敗したことを深く後悔している。
このホームラン・コンテストで、ボンズは4本のホームランを打ち他の選手を圧倒。同じチームにスタントンとイェリッチが参加していたという。
昨年ケガでシーズンをほぼ棒に振ったスタントンとはいえ、キャリア181本の本塁打、現在26歳と脂に乗った選手と、51歳の元選手。選手たちは驚きとともに「51歳であの打撃はクールだ」と証言したものの、ボンズ本人はコーチという立場上「特にコメントはなし」と自身の仕事を貫き発言は控えたという。
Shades of Ted Williams: Barry Bonds outslugged his pupils in a hitting contest. https://t.co/W3lStyXbk3
- Buster Olney (@Buster_ESPN) 2016年3月17日
Barry Bonds just beat the Marlins players on a back field HR BP contest. Including Stanton.
- Craig Mish (@CraigMish) 2016年3月16日
ネット上でも「リアルMr.3000だ」とのコメント通り、3000本安打の殿堂入り後に記録ミスを理由に2997安打に訂正された選手が、現役引退後に失われた3安打を取り返すために10年後に復活するという野球コメディになぞったり、「マーリンズならDHで行けるだろ。.250打てたら十分だ」「オールスターのホームラン競争のゲスト枠はどう?」など、「ボンズ待望論」が急浮上。
その多くが冗談じみたコメントだが、中には真剣に「実際打たせたらそれなりに活躍するのでは?」と議論する声も少なからずあるようだ。
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