人気作家・朝井リョウによるベストセラー『何者』。就職活動を通して自分が「何者」かを模索する5人の大学生を描き、読者からは「リアル過ぎる!」「就活中に読んだらマジ凹んだ...」など様々な声が寄せられた"痛いほど圧倒的な現代のリアル"が詰まった問題作が映画化され、2016年10月15日に公開される。この度、主演・佐藤健をはじめとした超豪華キャストの出演が発表された。
監督・脚本を担うことになったのは、演劇界の若き鬼才・三浦大輔。『ボーイズ・オン・ザ・ラン』『愛の渦』といった映画でも高い評価を得ている三浦監督による舞台仕込みの演出が、作品に更なる深みをもたらす。
そしてこの三浦監督のもとに、集結したのが佐藤健をはじめとした超豪華キャストだ。『バクマン。』『世界から猫が消えたなら』と立て続けに主演作が公開され、いま最も人気と実力を兼ね備える佐藤健が主演をつとめる。その他出演者には、主演の月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』が話題となっている有村架純。若くして国内外の数々の映画賞を賑やかしつつも、今年に入ってからはバラエティ番組にレギュラー出演するなど、活躍の幅を広げている二階堂ふみ。2016年公開の作品が既に8本も発表され、テレビCMでもその顔を見ない日は無い菅田将暉。映画やドラマだけでなく昨年は舞台にも出演し、様々なステージで演技力を磨き続ける岡田将生。数々の大ヒット作品に出演、益々その存在感を増している山田孝之。世代を代表する若手実力派俳優陣が集結し、一筋縄ではいかないリアルな青春物語に挑戦する。
この決定に対し、キャストらもコメントを寄せている。主人公のルームメイト、天真爛漫な性格の光太郎を演じる菅田は「現場では毎日、佐藤健くんがニヤニヤしています。これは何かありますね(笑)何だか面白くなりそうな予感があります。予感で終わらせないように、ビシッとかましてやります!」と現場の雰囲気と意気込みを語る一方、主人公が慕うサークルのOBである大学院生・サワ先輩を演じる山田は「スターキャストが集まっていてヒット作の匂いがしたので便乗したと言うのが事実です」と独特なコメントを残している。
就活の情報交換のため一つの部屋に集まった、5人の22歳。かつて演劇サークルで脚本を書いていた、人を分析するのが得意な拓人。天真爛漫で何も考えていないようで、着実に内定に近づいていく光太郎。光太郎の元カノで、拓人が思いを寄せ続ける、実直な性格の瑞月。人一倍「意識高い系」でありながら、結果が出ず不安を募らせていく理香。社会の決めたルールには乗らないと宣言しながらも、焦りを隠せない隆良。企業に入れば「何者」かになれるのか、自分は「何者」になりたいのか――。そんな疑問を抱えて就活を進める中、5人はそれぞれの思いや悩みをツイートするが、一緒に過ごすうちに、就活のやり方やスタンスに嫌悪感を覚えることもあり、徐々に人間関係が変化していく。そして拓人はサークルOBのサワ先輩に相談するも、思うようにいかない現実に苛立ちを隠せなくなる。やがて「内定者」が現れたとき、抑えられていた妬み、本音が露になっていく。そして、ようやく彼らは自分を見つめ直す。果たして自分は「何者」なのか。
『何者』は2016年10月15日(土)全国ロードショー
(C)2016映画「何者」製作委員会 (C)2012 朝井リョウ/新潮社
■参照リンク
映画『何者』公式サイト
nanimono-movie.com
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