自ら望んで無人島で19日間を過ごした日本人の女子大生が話題になっている。
https://www.youtube.com/watch?v=yL5AU3LTIZ8
日本の女子大生ホリ・レイコさん(22)は、無人島への旅行を取り扱うツアー会社<Docastaway>を利用し、インドネシア・アンパロの無人島への1人旅を決行。しかも女性では初めて、最も苛酷な「アドベンチャー・モード」を選択したという。
当初ツアー会社は、バイバルの訓練を受けたこともない彼女が、無人島で生活するのは準備不足すぎる...と心配した。しかし、数カ月前からの準備期間においても、彼女はツアー会社からの質問やメールを無視。無人島サバイバルについて専門家からアドバイスを受けることなく、できるだけ自然な状態で、何事も自力で、冒険に挑戦したかったようだ。
いよいよ当日、スタッフが空港に迎えに行くと、彼女は何の準備もせず、適切な衣類も持たずに現れた。水着すら持っていなかったので、スタッフがショートパンツを提供することになったという。
レイコさんの無人島生活は、最初の24時間はスタッフのAlvaro Cerezoさんが同行する形でスタート。彼女はそれを受け入れたが、ツアー会社に対して「滞在について説明を一切しない」という交換条件を出した。
「シェルターを作ったほうがいい」というアドバイスや、ココナツを割るのに便利なマチェーテの提供などの申し出も拒否したホリさん。突然大雨に降られる可能性や、夜間に野生動物に襲われる可能性を知らせても、「砂浜に寝る」と譲らなかった。何があっても"そのときに考える"というスタンスを崩さない彼女だったが、槍と虫眼鏡だけは持ち歩くことに。
緊急時には、彼女のキャンプ地から40分ほど離れた場所に駐在するセキュリティスタッフ、または<Docastaway>に連絡するという約束はあるものの、頑固なまでに自力でサバイバルしようとする彼女が、はたして連絡してくるかどうかは怪しい。スタッフは心配しながらも、彼女を無人島に残し去っていった。
人付き合いが苦手だった彼女は、1人になった初日は開放感を感じたという。しかし2日目以降、「海の中にぽつんと1人でいる感じで、大きな孤独感と無力感を感じる」ようになる。サバイバル術を知らないので、数日間は飲み物も食べ物もほとんど口にすることができなかった。どしゃぶりの雨に降られて、さっそく風邪をひいた。衣類も洗濯できず、シャワーも浴びられない。5日目には「まだ14日も残っている...」と絶望的な気分になったそうだ。
しかし、彼女は徐々に無人島生活にも慣れていく。小さめのヤシの木に登ってココナツを採り、石で割って食べた。槍を使って、1時間に1匹のペースで魚を収穫できるようになった。ココナツの皮と虫眼鏡を使って火を起こし、その魚を焼いて食べた。最終日のディナーには、"大トカゲの丸焼き"というご馳走も食べることができたとか。
https://www.youtube.com/watch?v=KuTbyHeGMHg
最終的には19日間サバイバルして、無事に戻ってきた彼女。この経験を通して、「独りが好きだけど、他人がいない世界では暮らしたくないと感じた。周りの人々がいるから、自分も幸せを感じるとわかった。他人のおかげで、苦しみだけではなく、幸せも感じられる」と、社会生活を送るうえで大きな心境の変化があったようだ。
部屋にこもってネットばかりしている中二病のお子さんを抱えるご家庭に、この無人島プランをぜひオススメしたい。
【参照リンク】
http://www.odditycentral.com/
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