去年8月に600万ドル(約4.7億円)かけた結婚式を挙げ、その後たったの72日で離婚を発表したキム・カーダシアンとクリス・ハンフリーズ。実は1年近くたった今もまだ離婚は成立していないので、法的にはクリスはまだキムの夫ということになる。その「夫」から、ある日キムの家にプレゼントらしき小包が届いたのだが...。
クリス・ハンフリーズは、弁護士を選び直した方がいいかも知れない。<TMZ>によると、クリスの弁護士であるマーシャル・ウォーラー氏は、カニエ・ウェストをなんとか訴訟に巻き込むために「奇襲攻撃」をしかけたという。
キムの弁護士、ローラ・ワッサー氏が、今日(現地時間15日)行われた審理の中で裁判官にグチったのは、こんなマンガのような話。キムの家に先日、ノードストロム(アメリカの高級デパート)の箱が届いたのだが、それはカニエ宛てだった。何か注文した覚えも、心当たりもないので問いただしたところ、クリスの弁護士が送ったものだと分かり、キムは受け取りを拒否したという。その中に入っていたのは、なんとカニエを離婚審理の証人にしようとする召喚状だった。(こうした召喚状は、受理すると出頭に同意したことになる。)
ワッサー氏はさらに裁判官に、キムがすでに弁護士の費用だけで25万ドル(約2千万円)の負担をこうむっているにも関わらず、クリスがこの訴訟でいったい何をしたいのかさっぱり分からない、と不満を述べた。
一方クリスの弁護士、ウォーラー氏は、2人の結婚が詐欺であったことを証明したいと言っている。キムが結婚したのは、自分の出ているリアリティ番組の利益になるから、というだけの理由だった、というのだ。それを証明するため、クリスはキムの母クリス・ジェンナーや、番組を放映したNBCユニバーサル、また製作会社のBunim/Murray Productionsにも召喚状を送ったという。
これはすべて、「離婚」というのではなく、結婚自体が詐欺だった、という理由で婚姻を「無効」にするため。しかもクリスは法廷にリアリティ番組のカメラを持ち込み、キムが謝るところを映像におさめたがっているという。
しかしワッサー氏は、クリス本人がはっきりとした自分の意志で結婚したのに、それをなぜ詐欺だと思うのかさっぱり分からない、と発言し、キムの弁護士費用は最後の1セントまでクリスに負担してもらうつもりだ、とまで言っている。「私のクライアントは単に(早く)離婚したい、それだけです」とも。
クリスは離婚を離婚としてすんなり終わらせる気がなく、キムは謝る気も詐欺を認める気もなさそうなので、この調停は裁判に持ち込まれて今年中には終わらないだろう、というのがだいたいの予想。詐欺を認めさせるのにデパートの箱でだまそうとした、というのも皮肉な話だが、これで離婚できないキムの次の結婚式は当分おあずけになりそうだ。
<キム・カーダシアンとクリス・ハンフリーズ、今日から法廷で離婚調停を再開>
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記事元:HuffPost(1)、HuffPost(2)、TMZ
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