現在放送中の大河ドラマ『真田丸』では、三谷幸喜の脚本のもと、戦国時代最後の武将・真田信繁を主人公に、誰が生き延びるのか誰にも予見できない混沌の時代が描かれている。有名武将である織田信長や豊臣秀吉、徳川家康に、明智光秀、本多忠勝などを本作で演じるのは、吉田鋼太郎や小日向文世、内野聖陽ら渋い豪華キャスト陣だ。いまネット上では、そんな「有名武将」たちの死亡描写が話題になっている。本作でナレーションを務めるNHK・有働由美子アナウンサーのたった一言の説明であっさり死んでしまうのだ。
まず視聴者を驚かせたのは、本能寺の変。あの織田信長が家臣にあっけなく滅ぼされる衝撃的な事件は、それだけでひとつの作品の題材にもなる歴史上の大きな出来事だ。しかし、本作における本能寺の変は、「敵は本能寺にあり」という明智のセリフ後、燃え盛る部屋の中で甲冑が崩れ落ちる様子と、有働アナの「天下統一を目前に、織田信長が死んだ」というナレーションのみ。あの大事件の描写が15秒足らずで終わる展開に、視聴者の多くは「え??これだけ??」と困惑したようだ。
続いては穴山梅雪の死亡描写だ。俳優・榎木孝明演じる穴山梅雪は、本能寺の変を迎え、危機を感じ甲斐から脱しようと山道を行く姿に「木津川近くの林の中で落ち武者狩りに遭い、あっけなく命を落としたといわれる」とナレーションが重なる。放送初回、武田家から織田家に寝返った穴山は、この場面でも織田を滅ぼした明智に寝返る目論見を語っており、最後まで「裏切り者」のイメージを一貫させていた。ネット上でも「いつの間に死んじゃった」と、あまりに呆気ない最期に驚く声もあがっていた。
そして、明智光秀が豊臣に討たれる山崎の合戦。明智に至っては、死の場面どころか「死亡した」と言葉で明確に表現されることすらなく「6月13日 明智光秀は山崎の合戦において羽柴秀吉に敗れた」というナレーションのみであった。
この有働アナウンサーのナレーションによる名武将たちの死亡描写に、ネット上では、「ナレ死」という造語まで登場。視聴者からは「ここまであっさりwww」「武田勝頼くらいだよな。それ以降ほぼナレ死」「有働さん、天下取りに名前が並ぶレベル」「有働アナ最強説」「このナレ死はどこまで続くのか?!」「主人公に関係ないところは有名どころでもバサバサ切るのが潔い」「鳴かぬなら ナレ死にするわよ ホトトギス by有働」といった様々な声が寄せられている。このあまりに呆気ない「ナレ死」の連発は、あくまで主人公目線で史実を描こうとするための手法なのか?今後のストーリー展開はもちろん、登場人物たちの死に様の描写に注目するのも、本作の楽しみ方のひとつだろう。
https://youtu.be/KNjOOeiD5m8
■参照リンク
『真田丸』公式サイト(日曜午後8時からNHKにて放送)
www.nhk.or.jp/sanadamaru/
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