巨匠リドリー・スコット監督が、マット・デイモン主演で描く超大作『オデッセイ』。NASAの全面協力のもと、火星に独りぼっちで取り残された宇宙飛行士の想像を絶する運命を描く本作は、第88回アカデミー賞で、作品賞をはじめ7部門にノミネートされており、第73回ゴールデン・グローブ賞で2冠を獲得していることからも、オスカー最有力の呼び声が高い。この度、スコット監督が、火星探査の歴史から、未来までを語ったお宝映像が到着した。
https://youtu.be/TBeRQET45Ok
オバマ政権が2030年代半ばに実現を目指す火星有人探査。各国がしのぎを削る火星探査計画も続々と動き出し、有人探査は、もはや現実になりつつある。
到着した映像では、「移住は可能か」「人類はいつ到達できるのか」など長い間、火星に思いを巡らせてきた人類の疑問に答えたのが本作だとスコット監督は満足げに語る。そして、NASAの火星探査の功績から現状を語りつくし、最後に「詳しくはNASAのホームページで」と締める姿は、まるでNASA職員かのようだ。どのように本作が、疑問に答えているのか益々期待が高まる。
数多くのスコット監督作品に携わり、本作をはじめ、『グラディエーター』(00)、『アメリカン・ギャングスター』(07)でアカデミー美術賞にノミネートされたプロダクション・デザイナーのアーサー・マックスは、「NASAはすばらしい情報を提供してくれたばかりか、我々のデザインをすべて承認してくれたので、とても助かったよ」と明かす。
なかでも、NASAの高度なデザインに基づき、宇宙船ヘルメス号の動力は原子力を利用したイオン・プラズマ推進エンジンになっている。マックスによれば、この新しい技術はまだ映画で使われたことは一度もないという。「我々は実際的なリアリティと最新の技術から離れないようにしながらも、目を奪うような美しさを創り出すようにした」と自信の程を明かした。
NASA全面協力のもと、スコット監督の大規模なセットと視覚効果を癒合させて創出した火星のビジュアルも、本作のスペクタクル度を極限まで高めている。圧倒的なスケール感とリアリティ、観る者の胸を高鳴らすスリルとユーモア。そのはてに"火星で独りぼっちの男"が成し遂げる奇跡の瞬間を目撃してほしい。
映画『オデッセイ』は大ヒット公開中
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■参照リンク
『オデッセイ』公式サイト
www.foxmovies-jp.com/odyssey/
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