近年、サッカー界では、ヨーロッパの大物選手の青田買いで中国のプロリーグが移籍市場を賑わしているが、バスケットの世界でも似たようなことが起きており、NBAに在籍していた選手が中国リーグのチームと契約しているとのことだ。かつてデトロイト・ピストンズに長く在籍したことで知られるジェイソン・マキシエルは、現在、中国のプロバスケットチーム、天津ゴールデン・ライオンズに所属している。この度、彼の関わる「ある乱闘事件」が中国国内にとどまらずアメリカ本国でも報じられた。

https://youtu.be/6HH_3Fo7EDI


これは天津と山東の試合中の映像だ。相手の中国人選手がマキシエルの後頭部を狙うラフプレーが発生してしまう。これにブチ切れたマキシエルが相手を追い回す姿は、デッドボールに激昂してマウンドで投手を追い回した懐かしい日本のプロ野球助っ人外国人を思い出させてくれる。

速い動きの中の展開なので、一瞬どのような状況でマキシエルが怒ったのかわかりにくいが、スローモーションで見てみると、中国人選手はかなりエゲツない肘打ちを見舞っている。中国のプロリーグのラフプレーは、サッカーの試合においても「少林サッカー」と揶揄されていたが、バスケにおいても、なかなか激しいフィジカルコンタクトの応酬が繰り広げられ、まるで格闘技のよう。

相手チームの外国人選手は、「海外から来る元NBAプレイヤーと中国人選手との待遇の格差など、助っ人たちに対するやっかみのようなものもあるのでは?彼らはお金だけもらってさっさと国に帰っちゃうからね」と、ラフプレーが続出する理由を明かしている。

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