2月2日、NAVERまとめに一つの記事が公開された。タイトルは「元アイドルの美少女作詞家のツイッターが今話題?!」というもの。内容を読むと、昨年11月29日にハロー!プロジェクトのグループ、アンジュルムを卒業し、現在は作詞家へと転身を遂げた福田花音のことがまとめられているようだ。ここまではよくある話だが、よくよく作成者の欄を読むと、「kanonfukudaさん」という文字。そう、このまとめは、まさかの福田花音本人が福田花音のことをまとめた記事なのだ。何をやっているんだ、福田花音。ちょっと面白すぎるんじゃないか。
matome.naver.jp/odai/2145430564258760901
元アイドルの美少女作詞家のツイッターが今話題?!ーNAVERまとめ
重要なのは、これがただの自作自演や釣りなどではないという点にある。今の時代、ウェブで自分自身を発信するというのは当然であり、かつそれは自分の言葉であるほうが望ましい。そこで福田花音が今回とった手段というのが、NAVERまとめを自分のプロフィールや仕事を発表するスペースにする、というものだった。この自己プロデュース能力とウェブの活用法はやはりさすがというほかなく、現役のアイドルは勿論のこと、どんな仕事をしている人にも参考になるのではないか。
そんな福田花音だが、昨年アンジュルムを卒業した翌日からツイッターを開始。2月1日までの64日間で919ツイート、平均して1日あたり14.4ツイートとかなりのハイペース。かつその内容も非常に充実していて、特に根っからのハロー!プロジェクトファンである彼女がアイドルについて語るツイートは必読だと言えるほどの名文ばかりだ。
そこで今回は、これまでの福田花音のツイートの中から、彼女がアイドルについて語った5つのツイートを紹介したい。いずれも福田花音にしか書くことが出来ない、唯一無二のツイートである。
<1>
え、ブランチリポーターのめちゃ美しい人だれですか?! #王様のブランチ
え、ブランチリポーターのめちゃ美しい人だれですか?! #王様のブランチ
- 福田花音(まろ) (@kanonfukuda) 2015, 12月 5
2015年12月5日のツイート。TBSテレビ『王様のブランチ』を見ながらのツイートだと思われるが、この番組には福田花音がファンを公言している(というかファンすぎて一緒に着替えをすることを事務所から禁じられている)Berryz工房の熊井友理奈がリポーターとして出演している。熊井友理奈という名前を出すことなく、だがハッシュタグを使って拡散させることにより、熊井友理奈のファンを増やすという作戦だと思われる。
ハロー!プロジェクトのファンにはネットユーザーが多く、メンバーがテレビに出演した際などには一見さんを装って「あのショートカットの美少女は誰!?」的なツイートをする(でもアカウント名の最後に'16とかついてるからすぐバレる)ことが多いのだが、ハロー!プロジェクトに在籍していた福田花音がそれを行うというのが愛おしく、またファンにとっては誇らしい。ファンでいて良いんだ、ファンでいて良かった、と思わせてくれるツイートだ。
<2>
自分のせいだからやっぱ自分が悪いっす(絵文字)推しメンが常に目の前にいるの当たり前じゃないっていう言葉を教訓にしてるけどそれでもやっぱり常に目の前にいてくれそうな感じがしてしまうんだよなあって感じ。目の前にいなくなるのを全く感じさせないんだよなあプロだなあ。結論。自分の推しメンすげえ。
自分のせいだからやっぱ自分が悪いっす