保護されたオオカミと退役軍人が交流することでお互いの心の傷を癒やそうというセラピーが話題を呼んでいる。
https://www.youtube.com/watch?v=q8cdwwgr48w
米カリフォルニア州フレイザー・パークにある<ロックウッド・アニマル・レスキュー・センター>では、戦争を経験してPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患った退役軍人が、保護されたオオカミと交流する療法"オオカミセラピー"を体験することができる。人間に顔をすりよせ、まるで犬のように甘えるオオカミと交流することで、退役軍人は心の傷を癒やすことができるのだという。
この動物保護施設の設立者であり、自身も退役軍人であるマシュー・シモンズ氏によると、同施設ではアラスカなどに生息するオオカミを保護しており、動物40匹を飼育している。施設で働くマネージャーのジム・ミニック氏や、ボランティアスタッフのジェシー・マルチネス氏も退役軍人だ。彼らはPTSDにより過去に不眠やアルコール依存などに苦しみ、様々なセラピーを受けたが効果がなかったという。
そして彼らは「オオカミセラピー」にたどり着いた。オオカミは1人を選び、一生の友達のような関係を築けるそうだ。人間に自信を思い出させてくれたり、相手を家族として受け入れることを教えてくれる。保護されたオオカミと退役軍人は、お互いにトラウマを抱えた同志として支え合えるのだ。
オオカミと退役軍人の間に信頼関係を築くセラピーは、
「とても素晴らしい!」
「ハスキーかわいい! と思ったらオオカミだった」
「オオカミは同類の気持ちを感じ取るんだね」
「オオカミ好きだな!」
「スタッフもパワフル!」
と、ネット上にも感動が広がっているようだ。
【参照リンク】
・"Living with Wolves Saved My Life"
https://www.youtube.com/watch?v=q8cdwwgr48w
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