アメリカを筆頭に、カナダやオーストラリアでも展開しているランジェリー・フットボール・リーグ(LFL)。満を持してそのイギリス版がマンチェスターで誕生したのだが、選手たちの思いが「カッコいい」と話題だ。
https://youtu.be/wOug9it1bKk
イギリスのLFLを設立したジェマ・ヒューズさんは、スポーツブラとショートパンツをユニフォームにプレーすることで、結果的にはフットボールにおける女性の待遇が向上すると考えているそう。
ジェマさんはウェブサイト<マンチェスター・コンフィデンシャル>とのインタビューで、次のように話している。
「私は今、23歳。これから20年も女性のフットボールがスポンサー収入(だけ)でやっていくのを見るつもりはないの。(ランジェリー姿でフットボールをすることについては)スキャンダラスだし、物議も醸すってことは皆、わかってるわ。でもそれによるメディアからの注目こそが、チケットが売れることにもつながるの。こうして得た売り上げはLFLやプレーヤーに還元されるのよ。プレーヤーが美しいとかセクシーとか、そんなことでやってるんじゃない。女性のありのままの姿でやってるだけよ。テニス界を見て。女性選手は女性らしい格好をしていて、男性と同等の収入を手にしたり、同じくらいのスポンサーがいるでしょ」
ジェマさんはまた、単に男性と同じようにフットボールをするのはただの模倣だとも。それが女性リーグや選手にはスポンサーがつきにくいことにつながっているとする。そんな現状を打破するため、"自分たちらしい"フットボール・リーグを立ち上げたのだ。
「女性のフットボール選手は一番の高給取りでも6万5,000ポンド(約1,200万円)ほど。対して男性のギャラは天文学的な数字でしょ。この嫌な不平等さと男女の賃金格差に立ち向かわないといけないわ。女性だって男性と同じくらいハードな練習をしてるの。私たちは皆、男性のそれと同じように見事な試合をしようと打ち込んでいるのよ」
男女の格差に立ち向かい、次々と克服してきたアメリカの例を目にし、「自分たちも」と立ちあがったジェマさんをはじめとするイギリスの女性フットボール選手たち。今後の展開が楽しみだ。
■参照リンク
Watch the lingerie-clad women footballers whose skimpy outfits have kicked up a sexism storm - Mirror Online
www.mirror.co.uk
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