サックスと自然の音響だけで奏でる美しい世界。アメリカ・シカゴ在住のサックス奏者デレック・ブラウンは、自身のYouTubeチャンネルでサックス一本と空間が生み出す音響で独特の世界を生み出している。

https://youtu.be/dpOjubVQVac


彼が演奏するのは1本のテナー・サックス。ある時は岩に覆われた峡谷で小気味よいリズムを響かせながらハービー・ハンコックの「カメレオン」を演奏。またある時は、廃墟となった建物のエコーのかかったような残響でバッハの「無伴奏チェロ組曲」を。もっとエコーの効いた廃屋でポリスの「見つめていたい」を演奏する映像もある。

彼のハンドルネームにもなっている「ビートボックス・サックス」が現す通り、普通のソロ・サックス演奏にビートボックスのようなリズムを加えることで演奏に新しい要素が加えられ、そこに空間が生み出す音響が加わり限りない可能性が生まれる。

ツールの進化でスマホでも音楽が簡単に作れる時代だからこその逆転の発想ともいえるこの演奏。生楽器と自然が生み出す残響の美しさは格別のものである。

https://youtu.be/Ll8MsqFhR0I


https://youtu.be/18qDNG59i_c


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