敏腕スパイの過激なスタントが話題の『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』、英国紳士スパイが活躍する『キングスマン』、イケメンスパイによるスタイリッシュな『コードネーム U.N.C.L.E.』、映画史上最大規模の爆破スタントとしてギネス記録に認定された『007 スペクター』とスパイ映画が目白押しだった2015年。...2016年になってもその熱は冷めやらない!監督スピルバーグ×主演トム・ハンクス×脚本コーエン兄弟、ハリウッド史上最高のスタッフ&キャストで描く、実話に基づく感動のエンターテイメント大作『ブリッジ・オブ・スパイ』が、1月8日(金)より公開される。しかし、本作にはなんと、イケメンも過激なアクションも無い!?
それもそのはず、本作に登場するソ連のスパイ:アベルは、いわゆる"スリーパー"・スパイといって作戦実行までは敵国で全く普通の市民として居住している工作員・テロリストだった。空洞の硬貨を使ってニューヨークのあちこちの引渡し場所でメッセージの受け渡しをする姿は、地味すぎるがイケメン+アクションに匹敵する程、目を見張るものがある。作品は、ルドルフ・アベルを演じるマーク・ライアンスの顔をとらえたシーンからはじまる。これは「人は自分をどのように見るか、人にはどのように見られているか、他人が隠されたものを見つけられるように何を隠すか......こういうことをいろいろと考えての結果だ。スパイとして成功するには、変装して周囲に溶け込み、姿を消さなければならない。それで、これは適切なテーマに沿ったストーリーの始め方としてふさわしいと思った。」とスピルバーグ監督が明かす。地味な男を捉えた映像こそ、真のスパイの姿なのだ!
舞台は、アメリカとソ連が一触即発の冷戦状態にあった1950年~60年代。主人公のジェームズ・ドノヴァンは"実在の"アメリカ人弁護士。保険の分野で実直にキャリアを重ねてきた男だが「誰でも弁護される権利がある」という信念のもとソ連のスパイの弁護を引き受けたことをきっかけに、思いがけなく国際交渉の世界に足を踏み入れることになる。"普通の弁護士"ドノヴァンに与えられたミッション-それは、自身が弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕らえられたアメリカ人パイロットの交換を成し遂げることだった。交渉の場は、敵地の東ベルリン。判断を誤れば即射殺という緊迫した状況のもと、ドノヴァンの孤立無援の闘いが始まる。
イケメンも派手なアクションこそ無いが、実話であることが信じがたいほど"普通の男たち"によるスリリングなドラマにアツくなる。
『ブリッジ・オブ・スパイ』は2016年1月8日(金)全国ロードショー!
https://youtu.be/cPwqkrtP1wM
■参照リンク
『ブリッジ・オブ・スパイ』公式サイト
www.foxmovies-jp.com/bridgeofspy/
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