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2020年には1人1台iPad無償配布!?サイバー化した小学生の教育現場が大変なことになっている

2015/12/24 12:00 投稿

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教育現場で加速するICT(情報通信技術)授業。政府は"2020年にはタブレット端末を1人1台"という方針を掲げているが、文部科学省や総務省が実証実験を開始した2010年の"デジタル教育元年"から、早くも6年が経過しようとしている。


その最新事情がどうなっているのか、2015年の現状を整理してみたところ、もはや情弱のオジサンオバサンにはついていけないレベルで、デジタル化が進んできているようだ。

たとえば、佐賀県武雄市では、2014年度から全小学生に、2015年からは全中学生にタブレット端末を配布、いち早く、"1人1台"を実現させた。同じ九州の福岡市でも、同市教育委員会は、2014年9月から市内の指定校において、KDDIのiPadを100台導入。iPad ならではの機能や、アプリを使った教育に意欲的に取り組んでいる。

とはいえ、学校現場や家庭ではいまだに「安易にiPadやスマホを持たせて大丈夫なのか」「ネット上でトラブルに巻き込まれたらどうしよう」、という戸惑いの声も根強い。

そこで今回は、ICT教育が、いまいちピンと来ていない人たちに向けて、デジタル教育の最新事例を、カテゴリー別にまとめてみたのでチェックしてみてほしい。


①紙の教科書が消える!?

小学校・中学校・高等学校の教科書を編集・発行する光村図書出版による、デジタル教科書。「書き込む、消す、隠す、保存する」など、デジタル教科書ならではの機能が魅力だ。国語の授業では、教科書本文の一部、指示語やキーワードなどを白塗りにして隠し、子供達に回答させるといったことができる。どんどん教科書もペーパーレスの時代になりつつあるようだ。

②あの「赤ペン先生」も最新型が登場!

「赤ペン先生」でおなじみの進研ゼミ。2016年4月スタートの「進研ゼミ+(プラス)」はタブレット端末を活用。そして、紙のテキストにデジタル教材を組み合わせた「ブレンド学習」では、従来の「赤ペン先生」に加えて、学習計画を個別にアドバイスする「赤ペンコーチ」がサポート。45年の実績が育んだノウハウと膨大なデータベースをもとに、デジタルのみならず「赤ペン先生」「赤ペンコーチ」という人によるサポートも同時に得られるのは、進研ゼミならではのサービスと言えるだろう。

③もはや、家庭教師も訪問不要。ネットの時代に

「家庭教師のトライ」で知られる株式会社トライグループが2015年7月から始めたのが、家庭教師サービスをオンライン化した『Try IT』だ。このサービス専用に収録した映像授業をはじめ、スマートフォンを使って、授業で理解できなかった部分を"見える"化し、質問できるTry IT機能が特徴。しかも無料というから驚きだ。


⑥無料配信のデジタル教材

株式会社アーテックでは、同社が販売中の多数のデジタル教材を登録不要・無料で配信。理科授業のサポートサイトでは、実験教材をビジュアルでわかりやすく説明し、理科の実験のプロセスを、楽しく学ぶことができる。

⑦教育アプリも百花繚乱

例えば、「Farm 123 ~ StoryToys Jr」は、紙の本のようにページをめくれる「デジタルえほん」。ストーリーを楽しみながら、英語で動物の名前や、数字を学べるので、初歩的な英語教育アプリとしても充分使えるだろう。ただ、ゲーム性が高い教育アプリの場合、下手すると夢中になって何時間もやり続けてしまう可能性もある。よって、子どもが自分で時間をコントロールするのは難しいので、アプリを始める前に、使う時間を決めておくと良いかもしれない。

以上、あらゆる方向から、いろいろな形で教育の現場に浸透しているデジタル教育。もはやデジタル教育は善か悪か、という議論は過去の話の様子。子どもが有害サイトを観てしまわないか、ネットサーフィンに夢中にならないか、といった不安はどうしても消えないが、それはもう各家庭での個別対応で解決していくしかなさそうだ。

https://youtu.be/6sXOCEVx3RA


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