太平洋沖4800kmという死の海域で捕鯨船"エセックス号"を襲った衝撃の実話を描いた『白鯨との闘い』から、衝撃すぎる超巨大「白鯨」写真を写した場面写真が到着した。
到着した画像は、多くの鯨が生息する海域で漁を行っているエセックス号に、怒り狂った白鯨が体当たりをした直後のもの。この鯨は情け容赦ない意志と人間的な復讐心をもって船を襲ったと記録されており、その大きさは平均的なオスのマッコウクジラの2倍、30メートルに及び、重さはなんと80トン。陸上の生物からは考えられないスケールだ。
歴史的名著「白鯨」に隠された真実を描き本作の基となったナサニエル・フィルブリック著「白鯨との闘い」では、約240トンの重量をもつ船は、これからわずか数分で沈没したという。この恐ろしい大きさの鯨が本当に存在し、実際に船を襲ったというのはにわかには信じられないが、人間がこの大きさの生物にどうやって闘いを挑んだのか、それも本作の見逃せないポイントといえるだろう。
ちなみに、マッコウクジラとはいったいどんな動物かといえば、"歯"を持つ哺乳類の中で最大であり、主な食料はダイオウイカのような、深海に住む巨大なイカ。巨大な尾を使用した攻撃は、海のハンターであるシャチすらも警戒して近づけない威力をもっているという。通常のマッコウクジラでさえこれだけの脅威となる以上、写真のようなマッコウクジラと遭遇し、襲われたらと考えると、その絶望は計り知れない。
かつてマッコウクジラは、体や頭部から得られる鯨油のためにその多くが人間に捕獲されていた。彼らから得られる鯨油はすすも出ず良く燃えるため、石油が主なエネルギー源となるまでは街灯からランプ用のオイル・工業油まで、文明生活に欠かせない貴重な資源であったのだ。
1819年に出港した捕鯨船"エセックス号"の乗組員たちは、太平洋のど真ん中で体長30メートルの巨大な鯨と遭遇し、船を沈められてしまう。家族のために必ず帰ると誓った船乗り達が、絶望の漂流生活の中で下す、生き延びるための究極の決断とは?
『白鯨との闘い』は、2016年1月16日(土)より全国ロードショー
(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED.
■参照リンク
『白鯨との闘い』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/hakugeimovie/
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