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【追悼スコット・ウェイランド】ストーン・テンプル・パイロッツ時代の名曲ベスト3

2015/12/08 12:30 投稿

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12月3日にこの世を去ったストーン・テンプル・パイロッツ、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーの元ヴォーカリスト、スコット・ウェイランド。48歳という早すぎる死に多くのファンや同業のミュージシャンたちから哀悼のコメントが相次いでいる。ロック界の重鎮アリス・クーパーが「あの声を失う損失は大きい」と語った通り、スコットのヴォーカリストとしての素晴らしさに想いを馳せる人も多いだろう。そんな彼の活動の中からストーン・テンプル・パイロッツの名曲3曲を選出してみた。

https://youtu.be/V5UOC0C0x8Q


「Plush」(1992)
デビュー作『Core』からのシングルカット。ニルヴァーナ、パール・ジャムらシアトル勢によるグランジブームの真っ只中にデビューしたことで「グランジもどき」「商業グランジ」と揶揄されたが、MTVやラジオ局といったメディア露出などのプロモーションも成功し、大ヒット!STPのブレイクの切っ掛けとなった。ロックよりもむしろ古い時代のラグタイムをコード進行の着想にしたという意外性もグッド。

https://youtu.be/Uzx26V4WDlA


「Big Empty」(1994)
2作目のアルバム『Purple』が全米1位を獲得。当時大ブームだった音楽番組『MTVアンプラグド』で演奏したアコースティックヴァージョンのビデオが繰り返し放送されたことで、キャリアを代表するヒットナンバーとなった。後に映画『クロウ/飛翔伝説』の主題歌になるが、この作品、撮影中に主演のブランドン・リー(ブルース・リーの長男)が発砲事件によって死去する事件が起き、大きな注目を集めることとなった。

https://youtu.be/yjJL9DGU7Gg


「Interstate Love Song」(1994)
15週に渡ってチャート入りした1994年を代表する1曲。ベースシストでソングライターのロバート・ディレオが作った曲に、スコットの鼻歌が加わり曲の骨格が決まったと言われているが、最初のレコーディング段階ではボサ・ノヴァの曲だったという想像できないエピソードもある。

スコット・ウェイランドがSTP在籍時に残したアルバムは6作。今回紹介した楽曲のように1st『Core』、2nd『Purple』と初期の2作が非常に有名だが、より音楽性を高めて行った『Tiny Music... Songs from the Vatican Gift Shop』(1996)、ヘヴィ路線を追求した『No. 4 』(1999)など隠れた名作も多い。

現在ヴォーカリストにリンキン・パークのチェスター・ベニントンを迎え活動を行っているストーン・テンプル・パイロッツ。スコット・ウェイランドは、最後はバンドを解雇される形となり、残りのメンバーたちとの泥沼の法廷闘争となったが、皮肉にも、今回のスコットの死により、彼らの90年代〜00年代の活動に再びスポットライトが当てられる可能性は高いだろう。

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