漫画家・水木しげる氏が11月30日に多臓器不全で逝去した。日本中でも追悼の声が数多く寄せられたが、海外からもマンガやアニメファンを中心に訃報の言葉が並んだ。
海外メディアは、『ゲゲゲの鬼太郎』を筆頭に、「数多くの名作を生み出してきたマンガ・アーティスト」と水木の功績をたたえた。さらに、1942年、学生時代に徴兵されニューギニア戦線で戦ったことや、デビュー以来反戦や反原発を訴える作品を数多く残したこと、そして妖怪ブームを巻き起こした『ゲゲゲの鬼太郎』の成功など、事細かく紹介している。
ネット上では
「年齢を考えると驚くことではないけれど、衝撃を受けたのは確か」
「アメリカには日本、アジア、南米、欧州などにあるような民話の伝承が存在しないから妖怪は僕にとって興味深いものだった」
「ゲゲゲの鬼太郎を見て育った。彼の大ファンだよ。古いバージョンの暗い雰囲気が好きだった。先生の作品は僕を笑顔にしてくれた」
「水木先生がいなければ妖怪はいない。『妖怪ウォッチ』もね」
といったコメントがあがっており、さらに、
「最高の漫画家だった。『鬼太郎』だけじゃなくて戦争体験を描いた作品も手掛けていた」
「第二次大戦のシリーズは伝説的な作品だよ」
など、妖怪に関する諸作はもとより、自身の左腕を失ったことなど衝撃的な回想が多い戦争体験記が外国人の読者にも浸透、支持されていることを感じさせる書き込みも見受けられた。
その他にも「彼の人生と仕事へ深い経緯を」「マンガのグランドファーザー」など、その死を惜しむ声が世界中から相次いでいる。
ホームセンターで買ってきた寄せ植え用ミニ観葉植物を「美しいね・・・」と愛でる水木しげる。森の精のような1枚になりました! pic.twitter.com/sOeuVzIJ6f
- 水木プロダクション (@mizukipro) 2015, 9月 30
https://youtu.be/0ZXibhoc2yA
■参照リンク
水木プロ Twitter
https://twitter.com/mizukipro
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