日本代表とのワールドカップ予選に0-2で敗れたカンボジア・サッカー代表。"格下"という日本メディアの楽観的な論調にも関わらず、前半は無得点、後半も結局はオウンゴール絡みで2失点と、ランキングなどの差を考えれば、大健闘だ。
近年、著しい成長を見せている東南アジア勢のサッカー。この試合ではカンボジア代表のキーパー、ソウ・ヤティの無駄のない的確なプレイが目立っていた。岡崎のPK失敗も含め、この小柄なキーパーの確かな技術は賞賛に値する。日本戦でスーパーセーブを連発し、Jリーグクラブも注目したイズワン・マハブドに続き、ソウ・ヤティが日本で話題になる日も来るかもしれない。
裏ベストとしては、3番ネン・ソティアロットを挙げておきたい。岡崎との競り合いから2点目のオウンゴールを献上してしまったものの、試合終了後に本田圭佑に速攻でシャツ交換を申し込んだ現在19歳のソティアロットは、「ファンかよ」「欲しがりすぎw」「ちょっとかわいかったね」など話題になったが、実は、17歳からU21入り、A代表のレギュラーなど、カンボジアサッカー期待の星なのだ。本田のシャツ強奪シーンはあまりにも衝撃的だったが、ゴール前での岡崎との堂々とした張り合いでの振る舞いは光るものがあった。
他にも、日本のクラブがオファーしたとの噂があるリーグ得点王、チャン・ワタナカや、司令塔のクチ・ソクンピアクなど、今後アジア地域で彼らの名を耳にする機会が増えそうだ。
日本でも、慣れない人工芝のピッチなど色々と苦戦した理由は挙げられているが、アジア地域の全体のレベルアップは今回のワールドカップ予選でも顕著だ。ベトナム、タイ、シンガポール、そして今回のカンボジアなど、欧州クラブもアカデミーを作ったりと彼ら新興国の躍進は益々あなどれないものにななるだろう。
https://youtu.be/SzeGbv05Org
https://youtu.be/8ME9vFareck
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