中田秀夫監督による伝説のホラー映画『女優霊』(96)から20年、その後も傑作ホラーを続々と放った中田監督の最新作『劇場霊』が完成した。女の嫉妬や憎しみ、怨念うずまくとある"劇場"を舞台に、突如巻き起こる惨劇におののく人々の恐怖を圧倒的なスピード感で描くジェットコースター・ホラーだ。その主演がAKB48グループ全メンバーを対象にしたオーディションを勝ち抜いた"ぱるる"こと島崎遥香さん。「数年前、AKB48に入った当初の自分のことを思い出して演じました」と意味深な発言をする"ぱるる"のインタビュー。
――ホラー映画への出演は初めてですよね?
以前テレビドラマのホラー作品に出演したことがありますが、本格的なホラー映画での演技は初めての経験でした。出演してみて、女優さんって大変だなって思いました。数か月間、その人、自分以外の人であり続けることって気持ち的にも大変疲れるし、本当に朝早くて夜が遅い日々が続くので、体力的にも気持ち的にも大変な仕事だと思いました。
――物語では女優たちが舞台の主演の座を狙いあう、みたいな展開があったと思いますが、日頃、境遇的に女子が多いと思うので共感しやすかった?
映画でも描いていたような争いに近いことはもちろんあると思うし、そこでの難しさということもあるとは思いますけど、女子同士にしか話せない話題もあるので、どの世界も一緒かなって思います。
――今回の現場では、どうでしたか?
もともと積極的に人に話しかけるタイプじゃないですが、今回の中田監督の現場は、演出的意図から私語が一切禁止だったので、まったく誰とも話さないまま撮影は終わりました(笑)。
――主人公はなかなか芽が出ない女優という設定でしたが、同じ芸能活動に身を置くという意味で彼女の心境は理解できましたか?
そうですね。数年前、AKB48に入った当初の自分のことを思い出して演じました。目立たない、何をやっても上手くいかない役柄だったので、そこは経験とリンクしましたね。
――マネージャーさんに説教されるシーンとかありましたが。
わたしもありました(苦笑)。詳しくはもう覚えていないですけど、何回も怒られた記憶があります。そういうことを思い出しながら演じたので、とても演じやすかったですね。
――最後になりますが、AOLニュースの読者層は、30代~40代の男性がメインです。メッセージをお願いしてもいいですか???
今回このような大きな規模の映画に出させてもらって、本格的な演技に挑戦しました。職業として女優という仕事があるんだってことを、自分で経験できてよかったです。アイドルもいろいろな経験ができるので楽しいですが、人生の中でここまで大きなことを経験したことがなかったので、生きていて良かったなと思いました。きっと家族も観に行くと思うので、皆さんも楽しめると思います(笑)。
ヘアメイク:Kumiko Shiraishi
スタイリスト:Risa Kato(CUBE)
映画『劇場霊』は、2015年11月21日(土)より、全国ロードショー!
https://youtu.be/qCqQ1-yKizw
http://gekijourei.jp/
(C) 2015「劇場霊」製作委員会
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