現在シーズン真っ只中のNFLアメリカンフットボールだが、キャロライナ・パンサーズのクォーターバック、キャム・ニュートンは、客席にいたある少年に、一生忘れられないプライスレスなプレゼントをあげることとなった。
ニュートンといえば、タッチダウンを決めるたびに、客席で応援している子供を探してその記念ボールをあげることでも有名。この日の試合でもパンサーズが決めたタッチダウンボールをニュートンが拾ってファンにあげようとしたのだが、敵チームであるパッカーズのラインバッカー、ジュリアス・ペッパーズが腹立ちまぎれにそのボールを取り、遠くへ投げやるというアンスポーツマンシップな行為を見せ一時不穏な空気に。
That was salty, Peppers. Sorry. That was cheesy. pic.twitter.com/HGdM36oxKi
- Carolina Panthers (@Panthers) 2015, 11月 8
しかしニュートンは喧嘩せず、そのボールを審判からもらいうけると、最前列にいたパンサーズファンの男の子に渡したのである。しかしこの男の子、コリンくん(6歳)には実はこの日の試合は大きな意味を持っていたのだ。
Don't worry, we got you buddy. #PantherNation pic.twitter.com/2ykrU8OXYq
- Carolina Panthers (@Panthers) 2015, 11月 8
もちろんニュートンは知らなかったが、コリンくんは9月に父親を亡くしたばかり。寂しさと悲しさで落ち込んでいたコリンくんを励まそうと、周囲の大人たちがパンサーズファンのコリンくんに今回の試合のチケットをプレゼントしたのである。
ボールをもらった後でコリンくんはインタビューにこう答えている。「第二クウォーターでパンサーズがタッチダウンを決めた後、ニュートンがこっちに来るのが見えたんだ。僕は『どうしよう!どうしよう!僕、あの大きなスクリーンに映るのかな。テレビにも映るのかな』って大興奮したよ。そしてニュートンが僕にボールをくれた時は本当に嬉しかったよ」。
何も知らなかったニュートンだったが、少年に何にも代えがたい大きなプレゼントをあげたことに。全米中からもこの素晴らしいエピソードに感動の声が寄せられている。
■参照リンク
https://www.washingtonpost.com/
■11月のAOL特集
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