芸術の専門家による特殊部隊"モニュメンツ・メン"が、美術品を奪還するため1944年7月フランス・ノルマンディーに上陸する史実に基づいた映画『ミケランジェロ・プロジェクト』が好調だ。ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、ビル・マーレイという豪華キャストの怒涛の快進撃が見もので、安定のジョージ・クルーニー監督印クオリティーで絶対にソンはねえ本作について、原作者のロバート・M・エドゼル先生を直撃。先生も、「これはステロイドを打った状態の『オーシャンズ11』だよ!」と太鼓判を押しまくったぜよ。
――超豪華キャストじゃないですか! たまにキャスティングに口を出す原作者もいますけど、関わっているのですか?
いるよね、そういう原作者(笑)! ただ、僕は違うけどね。まったくリクエストしていない。ジョージが僕の本を読み、その段階でケイトや何人かをイメージしたそうだ。彼が希望したキャストが、実際に何人か決まったよ。ビル・マーレイなどは、捕まらない俳優だからね(笑)。これだけの豪華キャストが集まっているということは、それだけストーリーが重要な意味を帯びていることを感じとってくれたということ。彼らの気持ちの表れさ。
――その想いを投影した作品ですが、原作者というお立場で観て、感想はいかがでしたか?
すごく意味、意義がある映画だなと思ったよ。笑えて、泣けて、意味がある。そういう映画って、少ないんじゃないかな? ミッションでもジュラシックでも、エンタメ作品とては皆わくわくできるけれども、この作品はサスペンスであって、実話であって、主人公がノーブルな人々で、全員が目的を持って行動している。しかもミッションを達成している! これだけの要素が揃っていることはまれだと思うので、日本でもヒットすると思うよ(笑)。
――それにしても経歴が興味深いですね。元々はプロテニスプレイヤーを目指していて、石油関係の会社を起業され、現在は作家活動と。働く日本人に、どうアドバイスを?
人にアドバイスは無理だね(笑)。まあ、起業には危険が伴うよ。特に男性は、人としてのアイデンティティーが、キャリアによって定義づけられてしまうことが多い。それが後々、自分を拘束してしまう。それに時間など、あっという間だからね。そして、人生はコントロールできないものだ。一歩外に出たら、轢かれるかもしれない。病気もね。神話の世界だよ。僕は39歳で転職して成功して、人は僕を石油王と呼んだけど、ほかにできることがあるはずだって、また違う道を選択したわけだ。
――その通りになりましたね。そのことがなければ、『ミケランジェロ・プロジェクト』が生まれることもなかった。
当時、思い切った行動に出たと思う。転職やビジネスを売却することに対して、怖いと感じることもあったけれども、人生はいいほうに変化したので、人生で最高の選択だった。人はありのままでいることが重要だ。それがアドバイスかな(笑)。
――しかし、この映画、ジョジクルもマットも出ているんで、『オーシャンズ11』みたいだな! って、宣伝してもいいですかね???
これはステロイドを打った状態の『オーシャンズ11』だよ(笑)。好きな人にはたまらないよって、書いていいよ(笑)。差支えないな。この映画は、すごくエキサイティングでわくわくするし、『オーシャンズ11』レベルで、ウケる、笑える。ただ、あの映画では泣かなかったと思うけれど、それだけの感動も味わえる作品だよ。劇場を出た時には、世の中には奇跡がある。これだけの偉大な人がここまでの偉大なことをしたと知って感動するはずだ。
――そうだ、実話ですからね。その点の重みが全然違いますよね。
『オーシャンズ11』の場合、「次、どこにビール飲みに行く?」みたいな話題にしかならないと思うけれど、これはそういう意味では違う映画だな(笑)。
映画『ミケランジェロ・プロジェクト』は、大ヒット上映中!
https://youtu.be/poVQOnNzrRc
■参照リンク
『ミケランジェロ・プロジェクト』公式サイト
miche-project.com
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