いつでも、どこでも、誰といても、周りの景色や人でなく、スマホの小さな画面しか見ていない人。そんな人を厳しく、そして温かく見守るようなロシアのケンタッキーフライドチキンのCMが話題だ。
https://www.youtube.com/watch?v=NJvBlE3WUsc
朝、目覚めるとすぐにスマホを手にする男。そう、一日のはじめに彼が向き合うのはカーテンを開けて日の光を入れてくれた彼女ではなく、スマホだ。
リビングでのモーニングコーヒーでは、彼女がせっかく"スマイル"を描いたラテにしてくれたのに、男はスマホの中のラテアートに夢中。彼女のちょっとした思いやりを目にすることもなく、男はスプーンでラテをかき回す。彼女はそんな男に呆れた様子だ。
犬の散歩がてら、公園のベンチに座っている時でさえ、男が見ているのはスマホ。通りがかった美女たちが飼い犬をかわいがり、そこから会話も始まる可能性だってあったのに、男はやっぱり、スマホしか目になかった。飼い犬の様子すら気にするそぶりもない。
皆でテレビのスポーツ観戦をしていても、またドローンカメラを飛ばす瞬間に狂喜していても、男はひたすらスマホを見るだけ。セルフィーの瞬間でさえ、逃してしまった。
そして舞台はケンタッキーフライドチキンの店内へ。スマホのアラームが鳴り、「いいかげんにしろよ」といわんばかりの仲間の視線を受けた男は初めて、自分のスマホ中毒を自覚するのだった。最後は友達からフライドチキンをすすめられ、現実世界での楽しみに気付く男。CMは「(今、目の前にある)これを楽しもうよ(KFCのロゴ)」というメッセージと共に幕を閉じる。
■11月のAOL特集
世界の可愛すぎる動物たち【フォト集】
コメント
コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。