<AOL News>ではこれまで、"アイアンマン"による義手プレゼントや、ターミネーターのような最先端の義手を紹介してきたが、こちらの義手もかなりクールだ!
https://youtu.be/Ow5O9sHfjeU
「キーランの手」という題のこの動画では、胎児のときに羊膜索症候群(ABS)をわずらい、右手の指が欠けた状態で生まれてきたキーラン君の物語を紹介。彼は"新しい手"が無かった頃はいろいろとつらかったと語る。
さらに(義手を作る)最新の特殊技術にはかなり高額のお金がかかり、例え義手を作ったとしても、日々成長する子供たちにはすぐに合わなくなってくるという現実もあったため、彼らが優れた義手を装着できる可能性はかなり低かった。それに子供たちの状態もさまざまで、キーラン君のように指だけ欠けている子もいれば、手自体や手首まで無い子もいる。
だが3Dプリンターの技術を駆使したり、ボランティアの力を借りて製作コストを100ドル(約1万2,000ドル)以下に抑え、子供たちに義手を無償で提供する<Enable Community Foundation(Enable=可能にする)>が誕生。このグループが作る義手は、いわゆる"人間の手に近いもの"ではなく、むしろそれぞれの子供たちに合ったポップでカラフルなデザインが特徴だ。映像では義手だからといって恥ずかしがることもなく、自転車や水泳に興じたり、スーパーヒーローのフィギュアの感覚でかなり気に入っている様子を見ることができる。
キーラン君もその1人で、片手に持ったコップにもう片方の手で氷を入れる、といった作業が自然にできたり、ミキサーでジュースを作ったりと、自分でできることが増えていくのが嬉しいようだ。実際に自分でフィット感や使い勝手を試す、カスタムメイドな点も満足感が得られる理由の1つだろう。
2013年に始まったこのプロジェクトでは、すでに1,000を超える特殊な義手を製作したという。賛同者も5,400人以上を数え、今後2年間であと6,000人に義手を提供するそうだ。
■参照リンク
How 3D-Printed Prosthetic Hand Turn This Kid's Life Around And Make Him Look Like A Superhero - 9GAG.tv
http://9gag.com/tv/p/aG1ky7/kieran-s-hand?ref=tcl
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