特許出願情報から、2016年のプリキュアは『魔法使いプリキュア!』になることが明らかになりネーミングが物議を醸している。
昨年から今年にかけて多発する特許出願事案。『手裏剣戦隊ニンニンジャー』『仮面ライダーゴースト』も的中させ、もはや情報源として安定してきている気もする。『プリキュア』シリーズは毎年この時期に商業登録されるので、今回も「ほぼ間違いない」とみられている。
しかし、『魔法使い〜』とは...? 1作目から3作目は『ふたりはプリキュア』と日本語がついたタイトルだったものの、その後『YES!プリキュア5』以降は『フレッシュ』『ハートキャッチ』『スイート』『スマイル』『ドキドキ』『ハビネスチャージ』『GO!プリンセス』といったカタカナのサブタイトルを踏襲して来たため、ここでかなりの路線変更を図ったといった印象だ。
さらに、プリキュア自体がそれまでの女の子アニメのテンプレートだった『魔法少女もの』から脱却したアニメという斬新な立ち位置だっただけに、『魔法使いプリキュア』はコンセプト自体がもはや"掟破りの逆サソリ"といえるだろう。
ネット上でも、本来の子供たちよりもブルーレイ・ボックスなどの購入などで"影の貢献"とは言いがたいハミ出し方をしている"大きなお友達"からの意見が続出。「おジャ魔女どれみやな...」とエスプリの効いた第一声を皮切りに「"魔法使い"という時点で初期のプリキュアのコンセプトから逸脱しそう」「もっとマシなのはなかったのか」「さすがにネーミングセンスを問う」などやはり違和感を覚える意見が大多数を占める。
昨年は、当時放送中の『ハピネスチャージプリキュア』の中にキュア・プリンセスがいるにもかかわらず、『GO!プリンセスプリキュア』という微妙にかぶった(?)タイトルで物議を呼んだプリキュア・シリーズ。11代目となりネタ切れ感は否定できなくなっている。去年に関しては『アナ雪』ブームからディズニープリンセスにあやかりたい雰囲気がプンプンしていたが、近年人気低下が叫ばれるプリキュアシリーズの崖っぷち感が、今回のタイトルからもひしひしと伝わる。何はもあれ、巷の大きな友達=おっさんの意見などどうでもよく、本来のターゲット層の子どもたちが喜んでくれればということを心から願いたい。
https://youtu.be/hitV-05mPAM
https://youtu.be/yCBbF7t3imY
■参照リンク
『Go!プリンセスプリキュア』公式サイト
http://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/
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