テキサス・レンジャーズを倒し、22年ぶりにアメリカンリーグの優勝決定シリーズに進出したトロント・ブルージェイズ。2連敗からの3タテで勝利、しかもホームゲームとファン歓喜のシナリオに、湿りがちだった打線も炸裂し素晴らしい内容であったが、勝利後のインタビューに我らが川崎宗則が乱入し喜びを爆発させた。
Love this guy #Kawasaki #ComeTogether #postseason #ALDS pic.twitter.com/EoI24eFXpL
- Matt Nemeth (@CHATTVMNemeth) 2015, 10月 15
地元テレビのカメラの前に登場した川崎は「まだまだ重要な試合が続く。あまり考えすぎないで、バットを振って、投げて、ボールを捕る、そして勝つだけだ!」とコメント。インタビュアーも苦笑い、というか勢いに圧倒されている様子。
出番が無い川崎に何故ここまで注目が集まるのか、多くの人が疑問に思うはず。しかし、低迷時代に一軍とマイナーを行き来してきた川崎のポジティブな姿勢に勇気をもらい続けたトロントのファンは多い。さらに地元でポストシーズン2連敗となり、レンジャーズに出鼻をくじかれ後がなかったときでも、川崎のミーティングでの和ませぶりがチームの暗い雰囲気を変えたという選手たちの証言もある。「ベンチのムードメーカー」としての彼の存在は、出場しているメンバーと同じくらいに重要だということを誰もが認めているのだ。
川崎のコメントはレギュラーではない選手のコメントとしては異例の取り上げられ方をしており、全国紙の『USA TODAY』に至っては「ブルージェイズ躍進の秘訣は川崎のコメントにあり」という見出しまでつけている。
ワールドシリーズに向けてまだまだ長い戦いが続く。"裏のヒーロー"川崎宗則の活躍する場面がおとずれることに期待したい。
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