車掌は80歳のおじいちゃん、乗客は捨てられた犬たち...そんな特別な"電車"が話題になっている。
https://youtu.be/_PYF97kiDbc
米テキサス州フォートワース出身のユージーン・ボスティックさん(80)は15年前に退職して以来、動物愛護活動に時間を費やしてきた。彼が行ってきた多くの素晴らしい動物愛護活動の中でも最も興味深いのは、自身が車掌になって捨て犬を乗せるユニークな電車「ドッグトレイン」を作ったことだろう。彼は自家用トラクターを利用し、犬が顔を出しながら乗車できる車両を引っ張る特別な電車を作り、毎日地元で犬たちを乗せて運転しているのだ。
偶然のきっかけで始めたというドッグトレインについて、ユージーンさんは「私の家は袋小路に建っているが、うちの馬小屋の近くに犬を捨てていく人たちが時々いた。我々はお腹をすかせた犬たちにごはんをあげて、家に入れてやり、いろいろと世話をするようになった」と、ネットマガジン<The Dodo>に語っている。
そのうちユージーンさんは、捨て犬たちに住居を提供するだけではなく、犬たちに一生を楽しんでもらうための工夫について考えるようになった。最初は自家用トラクターに4~5匹の犬を乗せて外に連れ出していたが、捨て犬の数が増えるにつれて「車両が足りない」と思うようになった彼はある日、多数の車両に岩を乗せて引っ張るトラクターを目撃し、「そうだ! 犬用の電車ができるかもしれない」と思いついたそうだ。
溶接が得意なユージーンさんは、プラスティック製のタル型容器をつなげてタイヤを装着し、犬が乗るための車両をカスタム製作。いまではトラクターで9匹の犬を乗せた車両を引きながら、電車の旅に出かけるのが毎朝の日課となっている。静かな道路や、近くの森、ゴルフコースを通り抜け、空気がきれいな小川のそばでしばらく停車するのがお決まりのコースだとか。
犬たちも電車が気に入っているようで、「トラクターの準備をはじめると、犬たちは興奮しているよ。そして走ってきて、自分の車両に飛び乗る。犬たちも出発の準備ができている」と語るユージーンさんのドッグトレインは、今や地元でも注目の的。ニュース番組でもハートウォーミングな話題として取り上げられるほどだ。
「もう80歳だから長く続けられないかもしれないけど、自分ができる限りは長く続けるつもり」と語るユージーンさんが作った"犬のための電車"に対し、ネット上では、
「すごく素晴らしいし、楽しそうだね!」
「なんていい話なんだ!」
「素晴らしい心の持ち主だね!」
「ワンちゃんたちはすごく幸せだろうね!」
「彼のような人が増えれば、世界はもっと素晴らしくなるはず」
「かわいすぎる!」
と、あたたかな感動が広がっているようだ。
https://youtu.be/eepfRldptT8
■参照リンク
・Awesome 80-Year-Old Man Builds Dog Train to Take Rescued Pooches on Fun Rides
http://www.odditycentral.com/animals/awesome-80-year-old-man-builds-dog-train-to-take-rescued-pooches-on-fun-rides.html
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