いよいよMLBのポストシーズンが開幕、残念ながら田中将大のヤンキースはワイルドカードで敗れてしまったが、これからワールドシリーズに向けて戦う選手たちを含めた「MLB最強の10人」を選出したいと思う。
■ジョシュ・ドナルドソン(トロント・ブルージェイズ)
これまで22年間低迷してきたトロント・ブルージェイズをアメリカン・リーグ東地区優勝に導いた立役者。超強力打線を代表する2番打者で打撃、守備両方でチームに貢献した。本塁打41本と「こんな2番打者は嫌だ」の代表格。MLBに芽生えつつある2番から強打者を置くトレンドも牽引している。
■クレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)
サイ・ヤング賞3回、昨年のシーズンMVPと球界を代表する投手、16勝と昨年の勝率8割超えには及ばなかったものの、今年もドジャースを地区優勝へ導き、シーズン300奪三振を達成。チームの絶対的主柱だが、いよいよ本人にとって鬼門ともいえるポストシーズンの登板で真価を発揮するか?
■ザック・グレインキー(ロサンゼルス・ドジャース)
今年はカーショウを上回る19勝、防御率1.66、勝率86%と手のつけられない無双ぶり。当然ながらドジャース悲願の優勝に向けての絶対的主柱といえるだろう。時期尚早ではあるがシーズン後の契約見直しでFA宣言するか去就も含めて注目される。
■ジェーク・アリエタ(シカゴ・カブス)
今年のナショナル・リーグ中地区のカージナルス(100勝)パイレーツ(98勝)、カブス(97勝)は他の地区だと3チーム全て地区優勝できるくらいの激戦区となったが、長年プレーオフにすら縁のなかったシカゴ・カブスを牽引したのがこの29歳の覚醒したエース、アリエタだ。昨年10勝から22勝、防御率1.77と大躍進を遂げた。
■ヨニエス・セスペデス(ニューヨーク・メッツ)
シーズン途中にデトロイト・タイガースからトレードでメッツに移籍。8月からの加入、移籍前の約半分の57試合出場で17本(デトロイトでは102試合で18本)と打ちまくり、前半ロケットスタートを決めたメッツの地区優勝を決定づける仕事ぶりを発揮した。
■デビッド・プライス(トロント・ブルージェイズ)
打のイメージが強いブルージェイズの中、地区優勝の投の貢献者プライスもトレードでデトロイト・タイガースから移籍してきた。セスペデス同様、約半分の登板数で9勝と驚異的な勝ち星を挙げた。若いチームに安定をもたらしたという意味でも大きな存在。
■ゲリット・コール(ピッツバーグ・パイレーツ)
超激戦区、ナショナル・リーグ中地区2位のパイレーツの躍進の象徴ともいえるコール。160キロの速球と130キロ台のカーブというとんでもない落差のあるボールを武器に今シーズン19勝を挙げた。
■トロイ・トロウィツキー(トロント・ブルージェイズ)
ロッキーズの顔ともいえるトロウィツキーがブルージェイズに電撃トレードされたことは衝撃を持って迎えられた。超攻撃的打線のなかでトロウィツキーは打撃面では精彩をやや欠いていたものの、守備面などの貢献を考えるとこの遊撃手の加入はやはり優勝に不可欠だったといえる。ポストシーズン直前の9月中旬に守備での接触で左肩甲骨を骨折するも、なんとか間に合いそう、本来の打撃力が復活すると本当に手のつけられない存在になるだろう。
■ロレンゾ・ケイン(カンサスシティ・ロイヤルズ)
昨年のポストシーズンでワイルドカードからワールドシリーズへと快進撃を続けたロイヤルズで打率5割をマークするなど短期決戦男を決定づけたケイン。その鉄壁の守備範囲を誇る外野守備でも才能を発揮。
■ホセ・バティスタ(トロント・ブルージェイズ)
2番ドナルドソン(41本)、3番バディスタ(40本)、4番エンカルナシオン(39本)とあと1本で3人連続40本塁打というモンスター打線の3番。1塁、2塁、3塁、外野と守れるユーティリティ性と、2010年の54本、翌年の43本など6年連続で20本塁打超えを記録している。
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