鈴鹿サーキットで9月27日に開催された日本グランプリ。マクラーレンホンダのフェルナンドアロンソは11位で完走し惜しくもポイントは逃したが、レース中に世界中に放送される無線で、不甲斐ないパフォーマンスを続けているホンダエンジンに遂にキレる一幕を見せ話題となっている。
https://youtu.be/k1_it-KIp6k
ホンダF1復帰後初の日本グランプリで、アロンソとジェイソン・バトンの元チャンピオンコンビも不振のチームの中、精一杯の走りを見せようと攻め続けていたが17歳の新鋭、マックス・フェルスタッペンにいともに簡単に抜かれた瞬間「GP2のエンジンかよ!GP2だ〜」とF1の下のカテゴリーのエンジンにも劣るとブチ切れ。元々要求の厳しいことで知られながらも、じっと今シーズンのホンダのパフォーマンスに耐えて来た元チャンピオンが遂にフラストレーションを爆発した。
この日は本田の八郷社長や、エンジンの開発を行っているR&Dのトップも鈴鹿サーキットに出向いており現場は修羅場になっていたことは容易に想像できるが、復帰い1年目で何もかも変わったルールや、初期設計の段階で誤るとシーズンを棒に振ってしまう現在のエンジン開発に関する規定など、新ルール1年遅れで参入したにも関わらず、適応できなかったのが「ホンダの2015年シーズン」だったといえる。
アロンソの性格を考えると、今回の一連の怒りも、今後のマクラーレン・チームとホンダに対して打ち込んだ劇薬?という捉え方もできるが、このまま来年も低迷が続くと、いよいよ現役最強ドライバーの引退や他カテゴリーへの流出は免れないことになりそうだ。
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