第二次世界大戦の混乱で生き別れとなった双子がおよそ70年ぶりに奇跡の再会を果たし、話題となっている。
https://youtu.be/o0G0Eub6YmY(再会の瞬間は6分~)
長い間生き別れとなっていたのは、双子のゲオルグ・スクジネツキさんとルシアン・ポズナンスキさん(共に69歳)。母親は戦時中にドイツの強制労働所に収容されていたポーランド人で、解放後に双子を出産したという。父親は米軍兵士で、双子の誕生後にアメリカに帰国したとか。だがその後母親が病を患ったため、双子は母親の知らぬ間にポーランドに連れていかれ、それぞれ別の家族に引き取られることに。母親は必死に双子を探したが、1952年にこの世を去った。
60年代に入り、自分が養子であることを知ったゲオルグさん。だが双子の兄弟であるルシアンさんの行方をつかむことはできなかった。ゲオルグさんはその後、アメリカに移住した。一方のルシアンさんは、昨年(2014年)になって初めて双子の兄弟の存在を知るが、「心の奥底では、きっとそうだろうと思っていた」と話している。
赤十字の協力により、ついに互いの存在をつかんだゲオルグさんとルシアンさん。ゲオルグさんはポーランドにいるルシアンさんを訪ね、2人はワルシャワの空港で感動の再会を果たした。涙で何も言えないゲオルグさんの頭を優しくなでるルシアンさんの姿が印象的だ。ポーランドで生まれ育ったとはいえ、長い間アメリカで暮らしていたゲオルグさん。ポーランド語はたどたどしいが、双子の強い絆は言葉のギャップをはるかに超えていたようだ。
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