ハンガリーの女性カメラマンに転倒させられ一躍時の人となったシリア難民オサマ・アブドル・モフセンさんが、レアル・マドリードを2人の息子と訪問。父親はシリアの1部リーグの監督経験もあることからマドリードでサッカーコーチの仕事を提供され、子供達は19日のグラナダ戦でクリスチアーノ・ロナウドと共にピッチの登場するなど、数日前まで祖国を離れ難民だった家族に余りにもドラマティックな展開が待ち受けていた。

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ハンガリーでカメラマンに足を引っ張られ転倒させられた子連れの難民、モフセンさんはアル・フトアというチームの監督で1部リーグを指揮していた経験もあった。そんな彼が住むところも失い難民として子供たちと共に国境を渡ってきたことは余りにも悲劇だが、事件をきっかけにミュンヘンからマドリードに招かれることになり、子供たちと共にクリスチアーノ・ロナウドと対面。その後マドリードのサッカーコーチ養成学校CENAFEがモフセンさんに仕事を紹介されることとなった。

9月19日のレアル・マドリードとグラナダとの試合前には「プロサッカーは難民たちのそばにいる」というメッセージを添えたTシャツを着た両チームの中でモフセンさんの子供2人もエスコートキッズとして参加。ロナウドと共にピッチに入場し喝采を受けた。
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