17歳の女性アイドルグループの元メンバーが、異性との交際を禁じる規約違反をしたとして、マネージメント会社が女性を相手取り損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁が女性に「交際発覚はアイドルのイメージを悪化させた」とし65万円の支払いを命じた裁判。日本国内でも「交際禁止という規約自体が人権侵害では?」など疑問の声が上がっているが、海外でもこの判決に対して批判的な意見や、海外のアイドルの交際発覚に関しての考え方の違いなどがネット上で話題となっている。
海外のネットユーザー「日本と欧米での(アイドルに関する)文化の違いは分かっている」としながらも「デートした位で賠償金を払う判決は馬鹿げてる」「不愉快な判決だね」「女の子たちが完璧で無ければならないのは、アイドル業界が彼女たちでお金を稼ぐことしか考えてないからだ」など大半がこの判決に対して批判的だが、一方で「元々アイドルはそういう契約をしたんだろ?」「契約書に書いていてサインをしたんなら彼女が負けるよね」「簡単に破るような契約に最初からサインするべきじゃなかった」 という冷めた意見も。
海外のアイドル文化との違いを指摘するコメントも「アメリカではスターたちがデートするのは魅力的なことだと考えられている、これをネガティブにとることは殆どない。アイドルの行動に対しては様々な考えたあるかもしれないけど、裁判をやるようなことではない」と、訴訟大国のアメリカでもアイドルが交際を禁じ、ましてや発覚した時にマネージメントが訴訟を起こすことはありえないという論調だ。
そのほかにも「契約を破って賠償命令ということなので判決には驚かないが、こんなに若い子が法的な契約で縛られるようなものを締結できることに驚きを感じる。もしかして親がサインしたとか?」や「彼女の交際そのものよりもグループがダメになったというところも理解しないといけないかもしれない」といった個人の恋愛問題よりも多方面の被害なども考慮すべきなど意見は様々だ。
なおこの裁判では児島章朋裁判官が「男性ファンの支持を得るために、交際禁止の条項は必要で、アイドルグループが解散した責任は女性にもある。よって衣装代やレッスン費用などの一部は負担するべき」と命じている。
【参照リンク】
・INTEREST: Idol Fined 650,000 Yen for Dating Contract Violation
http://www.animenewsnetwork.com/bbs/phpBB2/viewtopic.php?t=3000469
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