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9月13日の放送で、遂に最終回を迎えた日本テレビ系列のドラマ『デスノート』。最終回は視聴率14%超えを記録し有終の美を飾った本ドラマだが、この素晴らしい結果を残せたのは、夜神月(キラ)演じる窪田正孝の演技によるものが大きいと言えるだろう。回を増すごとに、窪田の演技が「神がかっている!」とネット上で話題となっており、遂にはホラーすぎてて観るのすら怖い!という声まで上がったほどだ。



実はこのドラマ、原作好きからすると多少「キラ」の設定が異なっていた。完璧な天才で冷静沈着な漫画のキャラクターとは異なり、アイドルオタクだったり、そこまで頭が良くなかったりと、最初の方は"頼りないキラ"で、不安様子満載だった。しかし回を増すごとに、窪田は見事は変貌を遂げ、持ち味の「顔芸」は芸術の域へ。

漫画同様に計画がすべて自分の思い通りにいった際の「計画通り」の表情は、完全なるゲス顔が炸裂。声色も自由に操り、瞬きもせず、窪田の可愛い特徴でもある笑顔の際の皺も八重歯も、全て狂気にしか見えないほど。さらに白目と黒目の配分を操るような演技は「眼球の演技」とも言われ、ネット上で日に日にその人気を増していった。

そして迎えた最終回。最後追いつめられ、遂に自白せざるを得ない状況にまでなった窪田の鬼気迫る迫真の演技は、完全なる一人舞台状態に。1時間のドラマの多くの時間をこのシーンに費やしており、「フハッハッハッハー!そうだ。俺がキラだ!」「バカやろう!誰を撃ってる!松田ああああ!」と漫画ファンにはたまらない名セリフも飛び出し、視線を逸らせないほどの熱演ぶりを発揮。そしてラストシーン、燃え盛る炎の中、目の前で燃えるデスノートを負傷した窪田がほふく前進でゆっくりと取りに行く。もはや命より大事なものとなったデスノートを取りに行く窪田の顔は、まるで映画『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラム状態。目は血走り、口からは涎が垂れ、美少年の原型を留めない顔付きでキラとしての演技を終えた窪田。

この熱演にネット上では「窪田劇場、凄すぎる!」「完全に神」「もはや最終回は窪田正孝さんしか記憶にない状態になってしまいました」「窪田正孝やばすぎる」「俺は感動したぞ!」「熱演すぎて涙が出た」と絶賛の声が上がっている。



なお、本ドラマの最後に、映画『デスノート 2016』(仮))製作が決定されたという告知もあり、ますます『デスノート』ブームは続きそうだ。

■参照リンク
『デスノート』公式サイト
http://www.ntv.co.jp/drama-deathnote/

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