シリアなどの中東から戦火を逃れて欧州を目指す難民が爆発的に増える中、難民の家族に暴力を働いたカメラマンが世界中から非難を浴びている。
https://www.youtube.com/watch?v=C55HKEtJChI
この映像が撮られたのは、ハンガリー南部のRoszke。隣国セルビアから北上し、ハンガリーに入ってきた難民たちは同国の施設に収容されていたのだが、劣悪な環境に耐えかねて次々と脱出。映像では混乱する事態の収拾を図ろうとする警官の姿も見られる。
問題はその模様を撮影していた女性カメラマン。彼女は難民の親子のうち目の前にいた女の子を蹴り、さらに小さな男の子を抱えた父親に足をひっかけて転倒させた。
このカメラマンはほどなくして、反移民政策を掲げるハンガリーの極右系放送局<N1 TV>のカメラマン、ペトラ・ラズロ氏と判明。精神的にも肉体的にも限界であろう難民に対する非道な行動は瞬く間に世界中に報道され、ラズロ氏は「到底受け入れがたい振る舞い」を理由に解雇された。
さらに"ペトラ・ラズロの恥ずべき行動"という名のフェイスブックページでは、
「ハンガリー人が皆、ラズロのような人間というわけではない」
「ラズロ氏に転倒させられた男性はもともとサッカーのコーチで、ISISによる拷問から逃れてきた」
「今回はカメラにとらえられたけど、同様のことは他にも起きている」
といったメッセージや写真がアップされ、「恥を知れ」「最悪だ」といった批判コメントが寄せられている。
【参照リンク】
・Hungarian camerawoman for N1TV, Petra Laszlo, faces criminal investigation | Daily Mail Online
http://www.dailymail.co.uk/
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