野生の動物たちは常にガチの世界で生きている。厳しい生存競争の中、我々の知らないところでも日々続いてるアニマルファイティングの世界から、紛れもなく人間臭い戦いばかりを集めたランキング映像が届けられた。
https://youtu.be/5WgE19G7oI4
まずは近年テレビなどでも定番になったキリンのドつき合い。長い首を使ってぶつかり合い、時には片方の首が折れて死んでしまうほど過酷と言われるオスのキリン同士の戦い。しかし、なぜかこいつらは、ローばっかりを狙う塩試合を展開した。「アリキックかよ!」と突っ込みたくなるほど執拗にロー。しなる首が足ばかりを狙う姿は、まるで往年のK-1王者アーネスト・ホーストを彷彿とさせる。
続いてクマがなぜか顔を近づけ合い過ぎているマッチアップ。川の濁流の中で闘うあたりも意味不明で、昔の「ファイト一発!リポビタンD」風だが、どうしてそんな動き難いところを選んで闘うのか?顔を近づけてはお互い「アー」と大声を上げて睨み合う姿も熱い。
そして、レスリングみたいな技術をみせる大きなワニの対戦。そもそも正面ではなく尻尾から攻める、このワニのたぐいまれなレスリング能力が垣間見える。足に噛み付いて回転しながら間接を固めるというノゲイラの柔術並みのテクニックに痺れる。
次もブラジリアン柔術系。ライオンの中にも一撃でガブリと決めちゃう奴もいれば、ちんたらやってるドン臭い奴もいるようで、シマウマを捕まえたものの、スリーパーから三角締めという、下からの攻めでなかなか攻略できないメスライオンの姿。最後はとうとう三角締めをはずされ、後ろ蹴りを食らい、逃走させてしまう失態。
最後が、究極にマヌケ王者にふさわしい戦い。頭と頭、トナカイ二匹の激しいぶつかり合いがなぜかブランコのそばで勃発。最初こそ角を合わせガチガチの押し合いが続くが、片方の角にチェーンが引っかかりロープに足がひっかかったレスラー状態に!しばし不利な戦いが続くが、最後は路上に引きずり出されて完全KO。思わず笑ってしまうが、彼らは常に本気なのである。
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