Filed under: カルチャー, アジア, びっくりニュース


タイの防犯カメラ会社のCMが、涙なしには観られない衝撃のドラマに仕上がっている。

https://youtu.be/S-fvxEq_3DA


とある商店街、開店時間に本屋のオヤジがシャッターを開けると、そこにはいつも汚い身なりのホームレスが寝転がっている。オヤジが「早く失せろ!」と怒鳴りつけると、ホームレスは一目散に逃げ出していく...というのが毎朝の光景だ。

それでも、なぜか青年は店の前で眠り続ける。朝になれば追い払われ、時には水をかけられ、ご飯を恵んで欲しいと頼んでも冷たくあしらわれるのに。

ある朝、異臭が気になったオヤジはホームレスの仕業と思い込み、彼を蹴り飛ばしてブチ切れる。ホームレスは一瞬悲しい顔を見せたが、いつものようにその場を立ち去って行った。見かねた彼の娘は「彼が何したっていうのよ!?」とオヤジを責める。

しかし、その翌日からホームレスはぱったりと姿を見せなくなる。あれだけしつこかった男が突然いなくなったものだから、オヤジも次第に気になってきた。すると隣の店のおばちゃんに、憤りと侮蔑の入り混じった表情で「探してるんだろ? でもね、あの子はもう遠くへ行っちまったよ!」と告げられてしまう。

「一体どういうことだ?」と考えたオヤジは、ふと店の前に設置していた防犯カメラを思い出す。自分が知らない間に何が起こっていたのかと夜な夜な映像を見てみると、そこには思いもよらないホームレスの姿と、彼が消えた本当の理由が映っていた...。

CMは最後に「あなたが目を閉じている間、たくさんの真実が見過ごされている」とだけ告げる。あまりにも哀しすぎる、衝撃の映像作品である。

Permalink

 | Email this | Comments

RSS情報:http://news.aol.jp/2015/09/05/sadcm/