「なぜコーヒーを飲むとトイレに行きたくなるのか?」という、全人類がぼんやり抱いていた疑問を科学的に説明する動画が「実に興味深い」と話題になっている。
https://www.youtube.com/watch?v=JQO6VgqdM9I
化学分野の研究を支援する学術団体<アメリカ化学会>が、「コーヒーを飲むと便意を催す人がいる理由」を説明する動画を公開した。コーヒーに含まれる、1,000個以上の化合物のいくつかによって人体にもたらされる直接的作用、特に便意を催す作用について説明している。
コーヒーは酸性なので、胃を刺激して、胃酸(HCI,KCI,NaCI)の分泌を高めることで、体内でタンパク質を分解する働きを促進するとのこと。また、コーヒーに含まれるクロロゲン酸が胃酸の酸性度を高め、胃の中にある消化物を腸に送り込む働きを助けるそうだ。
コーヒーを飲むと、約4分以内に大腸の働きに作用がある。そしてコーヒーは、食べ物の消化を助けるホルモン値の2種類を向上させるようだ。腸の蠕動運動を活性化させるガストリンと、便通を整える消化酵素の分泌を促進するコレシストキニンというホルモンの作用もあり、コーヒーを飲んだ人は便意を催しやすくなるということらしい。
研究結果によると、コーヒーを飲んだ人のうちで便意を催す人は約30%程度。これまでにも科学者たちが研究を進めてきており、このプロセスを完全に解明するまではまだ時間が必要だそうだ。近い将来、コーヒーを便意を気にせず飲める日が来るかもしれない!?
【参照リンク】
・http://laughingsquid.com/
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