歌手の浜崎あゆみが、8月8日にNHK総合で放送された『SONGS』に出演、11年ぶりとなるテレビでのロングインタビューやコンサートの舞台裏など、普段なかなか見れない姿が映され、話題を呼んでいる。
今回第350回目となる『SONGS』では、【浜崎あゆみ~涙の理由・だから私は歌い続ける~】と題し、浜崎自身の言葉でデビューした当時から現在までを振り返り、そして自分自身にとって起点となった代表曲と併せて紹介された。
98年に19歳でデビューした浜崎は、当時歌詞に何を書くべきか不安に陥り、プロデューサー宛に長い手紙を書いたと語る。その際プロデューサーは、今浜崎が抱える悩みをそのまま書けばよいと言われ、自分自身が感じた不安や孤独、悲しみや痛みを素直に歌詞に込めた。
その歌詞が共感を呼び、あれよあれよという間に誰もが知る歌姫へと成長し社会現象化していく浜崎あゆみというアーティスト。その時の自分自身を「モンスター」に例える浜崎は、「なんか、こんなモンスター抱えて生きていけないって・・・」と自分自身でコントロールができなくなり、引退まで考えたと語る。そんな中で、「私はこのアーティストと離れられない。だったら反発しあうより受け入れて生きていった方がいいなと思った」と一つの自論に達し、そこからまた新たなスタートを切る。
そんな浜崎がデビューからこだわってきたのがコンサートだ。映像ではその過酷なコンサートの裏側を見せる。自らプロデュースし「コンサートよりもショーがやりたい」と語る浜崎のコンサートは、確かに一人のアーティストのライブとは思えないほどの、大がかりで大人数、衣装も豪華で舞台装置もダイナミックで、音楽ライブの粋には収まらないレベルだ。浜崎はデビュー前にラスベガスで観たショーが忘れられず、「その数時間だけでも夢の世界にワープできることが衝撃的だった。自分がどうしようもなかった時に夢の世界に連れてってもらえたように、自分も来てくれたお客さんに夢を届けたい」と語る。
その後、日本から逃げるように拠点をロサンゼルスへ移した理由や、そして再び日本に戻ってきた覚悟を語る浜崎。赤裸々に話す彼女の目には涙が溜まり、その涙がこぼれないように必死で目頭を押さえる姿が印象的だ。「自分は別に何者でもない」「何かが人より優れているわけでもない」とネガティブなことも包み隠さず語り、ファンの大切さを言葉を選んでゆっくりと話す彼女は、普段見せている姿とは真逆の「影」の部分のよう。
あまりに新鮮でどこか衝撃な姿に、ネット上では「浜崎あゆみ全然興味なかったけどSONGS見て好きになった」「なんだか、すごく共感できたというか、あの歌姫もこんな事を考えていたのかと親近感みたいなものを感じた」「今の方が断然イイ」「SONGSの浜崎あゆみを見てうっかり浜崎あゆみを見直すの巻」「感動した」「プロ意識ハンパない」「凄く大人のアーティストになっていて驚いた」と感動の声が上がっている。
ショーをやり続けるんだ。 そして今日のSONGSのラストシーンの様にこう言い続けるんだ。 「今日も私達一座に逢いに来てくれてありがとう!」 この台詞で番号を締め括って頂けた事、大きな意味があったと思います。ありがとうございました! pic.twitter.com/gHX02gyMZT
- ayumi hamasaki (@ayu_19980408) 2015, 8月 8
https://youtu.be/OSEkrqnJVM0
■参照リンク
浜崎あゆみ twitter
https://twitter.com/ayu_19980408
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