お盆のシーズンに車が大行列をつくる「帰省ラッシュ」は、毎年多くのメディアに取り上げられるなど、夏の風物詩の一つになっている。高速道路各社の予想によると、2015年のお盆期間は10km以上の渋滞が上下線合わせて419回発生するとみられ、8月13~15日に渋滞のピークを迎えるという。この事実を知り、すでに頭を悩ませているドライバーも多いのではないか。そこで今回は、お盆期間の帰省ラッシュを乗り切る最適の方法をいくつか考えてみた。
まず、長時間を車内で過ごすにあたって、携帯トイレは必須アイテムだ。近年では、ペットボトルに差し込むだけのものや、尿を固めて防臭効果もあるものなど、コンパクトで手軽に使えるものが登場しているので、2~3個トランクにストックしておくと良いだろう。また、スマートフォンや携帯ゲーム機を手軽に充電できるクルマ用インバーター、マッサージ効果のあるクッションなど、渋滞時の退屈な車内を快適に過ごすグッズもバリエーションを増やしているので、お盆までに一度チェックしておきたい。
次に、ドライバーの眠気対策としてはカフェインが多めに含まれた栄養ドリンクやミント成分の強いガムが効果的だ。また、ビーフジャーキーやスルメなど力強い咀嚼を必要とする食品も、脳への血流量が増え、眠気防止に向いている。中でも梅果肉付きのおしゃぶり昆布は、咀嚼に加え、梅の酸味で二重の目覚まし効果が得られるという。
そのほか、親指と人差し指の骨が接する部分から少し指先よりにある「合谷(ごうこく)」というツボも眠気防止に効果がある。反対側の指先の爪で、人差し指の方向に徐々に力を入れて刺激することで、全身の血行を良くする効果もあるため、座りっぱなしの同乗者にもオススメしたい。
とはいえ、やはりほとんど進むことのない車内で長時間を過ごすことは、ドライバーはもちろん、同乗者にとっても辛い時間。最善なのは「渋滞に巻き込まれないこと」といえるだろう。
そこで紹介したいのが、ヤフーが7月31日より提供しているサービス『お盆渋滞予測2015』。同サービスは同社がNEXCO中日本より提供を受けた情報をもとに、「Yahoo!検索」で「お盆+高速道路名」で検索すると、お盆期間(8月12日~16日)の高速道路の渋滞予測を検索結果の最上部に表示されるというもの。"何時に出発すれば、渋滞に巻き込まれないか"という混雑予想をグラフ形式で分かりやすく表示することで、当日の渋滞予測をドライバーに把握させるだけでなく、交通量の分散によるお盆期間の渋滞緩和が狙いだ。
検索対象となる高速道路と区間は以下の通り。
・東北自動車道:浦和IC~宇都宮IC(上下)
・関越自動車道:練馬IC~高崎IC(上下)
・中央自動車道:高井戸IC~大月IC(上下)
・東名高速道:東京IC~御殿場IC(上下)
・名神高速道路:八日市IC~吹田IC(上下)
・中国自動車道:中国吹田IC~西宮IC(上下)
対応デバイスはスマートフォン、タブレット、PC。サービス提供期間は8月16日まで。
せっかくの長期休みも出だしで躓いてしまっては、元も子もない。今年の夏は便利グッズや渋滞予測を活用して、例年よりも快適な夏休みのスタートを切ってみてはいかがだろうか。
■参照リンク
高速道路6路線 お盆渋滞予測2015 - Yahoo!検索
http://promo.search.yahoo.co.jp/trafficjam/
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