東京五輪のエンブレムに採用された佐野研二郎氏のデザイン。このデザインがベルギーのリエージュ劇場のロゴに酷似しているとの指摘があり、その件について会見が行われた。
指摘されたロゴと比較すると確かに似ている。リエージュ劇場のロゴのデザイナーも書簡を送り利用停止を求め、場合によっては提訴するとしている。
8月5日10時から行われた会見において、佐野氏は盗用疑惑を否定。リエージュ劇場のロゴは見たこともなく事実無根とコメントした。佐野氏は昨日帰国したばかりで、本日の会見に出席し質疑応答を行った。
また、エンブレムは今後AからZまで展開できるように準備してあったことも説明。本来この場で見せる予定は無かったが、このような事態になったため見せることになったという。
質疑応答の要点をまとめると次の通りだ。
佐野研二郎氏の発言
・ベルギーの劇場のロゴは要素は同じ物があるがデザインは全く異なる。
・デザインそのものは全く似ていない。
・商標を世界中調べるのは不可能。
・騒動についてはショックだった。残念。
・スペインのデザインも報道を通じて初めて知った。
・過去の作品の盗用疑惑についても残念。
東京2020組織委員会マーケティング局長 槙英俊氏の発言
・商標登録していないので問題無い。
・書簡の詳細について開示できない。
それを受けた、世論の一部であるネットの意見が以下の通りだ。
・商標登録してなかったら問題無いとか。
・ケチがついたエンブレムを使うな。
・なんでそこまでしてこのロゴを使う意味があるのか。
(ニコニコ生放送より)
などの意見が飛び交っている。
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