「暑い日に車の中に放置されると、これだけツラい...」ことを、体を張って訴えたNFL選手の動画が話題だ。
https://www.youtube.com/watch?v=gBTGcWUf2ts
今回登場したのは、NFLアリゾナ・カージナルスのスター選手ティラン・マシュー。この時点ではまだ、彼が着るグレーのTシャツは濡れていない。実験時の外気温は華氏90度(摂氏32度)。これだけでもう十分に暑いが、炎天下に停められた車の中ではもっと"熱い"。
車に入るやいなや「暑すぎる!」と訴えるマシュー選手。窓は少しだけ開けていたそうだが、あまりの過酷な状況に「自分のペットは絶対、こんな目にあわせない!!」と誓う。
そうこうするうちにグレーのTシャツは汗でびっしょり。わずか8分間でフラフラになったマシュー選手だった。
実はこれ、PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)が製作した啓蒙動画。「高温になった車の中では、人間だけじゃなく動物だって命の危険にさらされる」ことのPRが目的だ。
外気温は32度でも、車内では120度(摂氏 約50度)くらいになるそう。犬たちは汗をかかないため32度以上の状況では体温の調節が難しくなり、105度(摂氏40度)を超えると熱中症の危険性も出るほか、臓器もダメージを受けるという。マシュー選手は自力で車を出ることができたが、それができないペットたちがどうなるかは容易に想像できるだろう。
日本でも毎年のように車に置き去りにされた子供やペットが命を落とす事故が報じられているが、この動画で少しでもその可能性が減ることを願いたい。
【参照リンク】
・How Long Can This NFL Player Tough It Out in a Hot Car? - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=gBTGcWUf2ts
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