米オハイオ州の裁判所で警備員がジャーナリストに発砲するという出来事が発生。その一部始終をとらえた映像がネットで物議を醸している。
https://www.youtube.com/watch?v=yZ-eJ8eNfd0
この映像を撮ったのは、市民が持ち込んだカメラ4個のうちの1つ。3つは証拠として押収されたが、裁判所側はこのカメラには気づかなかったらしい。
裁判所でのミーティングで、ジャーナリストのマイク・スキッドモア氏(画面右)が「裁判所の関係者はなぜ、自分のIDを見せようとしないのか」と発言。そこで画面左の女性Aさんが「どうぞ」と答えたため、氏はAさんのもとへ歩いていった。
カメラの位置からはわからないが、AさんのID撮影の際に氏が必要以上に彼女の体に触れたようで、別の女性Bさんがスキッドモア氏に注意する。同時に、Bさんの隣の女性が部屋を出て行った。
Bさんは「(撮影には)タグに触れれば十分だったのに」と非難するが、氏は取り合わない。Bさんと氏のやりとりがしばらく続いたあと、警備員2人が部屋に入って来た。
「警備員たちはIDを付けていない。一体、どこの誰なのか」と問いかけるスキッドモア氏に対し、氏のカメラを取り上げようとする警備員。すると氏は警備員に対し激しく殴り掛かってきた。
警備員はこれに対し、発砲で応酬。氏は別の警備員の顔に噛み付いたようで「こいつ、噛みやがったな!」という怒号も聞こえる。スキッドモア氏はほどなくして警備員や駆けつけたスタッフらに取り押さえられた。幸いにも発砲によるケガ人はいなかったようだが、氏は現在、警備員への暴行で罪に問われている。
この動画がアップされたことで、ネット上では
「あんな風に乱暴にカメラを取り上げようとする奴は、警備員にふさわしくない」
「相手が武器を持っているとわからない限り、発砲すべきではない」
「カメラを持ち込むのは問題ないはず。公のフォーラムにプライバシーはない」
「警備員は5階の窓からでも逃げられるよう、講習を受けるべきだ。あいつ(スキッドモア氏)は拒絶しただけでなく、襲い掛かってきたんだぜ」
「トラブルの発端は、このジャーナリストだろ」
「小部屋で起きたバカ騒ぎって感じ」
など、スキッドモア氏や警備員への厳しい声に加え、「どっちもどっち」という意見も寄せられている。セクハラ暴力ジャーナリストと発砲警備員、悪いのは果たして...。
【参照リンク】
・http://photographyisnotacrime.com/
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